写真1枚のスリムブログ。別名「アメブロ画像アップロード不具合対策シリーズ」。在職中のエピソードなどをイメージ写真で。
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大量の切手が送られてきました。A4判の書類袋いっぱい!
女性のテレビ記者がまだ珍しかった頃、世は「女子アナブーム」でした。自社の女性記者の第一号だった私は、取材先でよくガッカリされたものでありまして…
な~んだ、アナウンサーじゃないのかぁ~と。
逆のケースもありました。少し経験を積んで、ややシビアな取材先にて。アナウンサーのお嬢ちゃんにこんな話わかるかなぁ~?ちゃんと男の記者を寄こしなさいよ、なめてんの?
そんな悔しさをバネに私は記者として頑張りました!とは言わないところがくまきち流。「曖昧さ」を逆に利用したといいますか…
ヘリコプターからの楽しい行楽リポートも、ドキュメンタリーでリポーターが街を歩くシーンも自分でやっちゃいました。男性記者なら、女性リポーター分のギャラが余計にかかる訳ですから…
まぁ、一人二役で便利だったと思います。そんなある日のこと。
会社のデスクに、どさ~っと大量の切手が届いてビックリ!(写真の切手は関係ありません。くまきちの私物です)
一言でいうとファンレターです。返事が欲しいから、切手を送りますという男性から。長~~い手紙が同封されていました。
遠い県に住んでいる男性だったので遭遇することはなく、その後何通か手紙が来たぐらいで済みましたが…
ストーカーなどという言葉もなく、まして個人情報の認識も薄かった25年前。住所は電話で問い合わせれば丁寧に教えてくれるような時代でした。後になって、ひえ~っと震えた一件でした。
(そのころ一緒に仕事をしていた女性アナウンサーさん達は、やはり多かれ少なかれ今で言うストーカー的な被害に遭っていたそうです。何度も引っ越しを繰り返していた人もいました。)
自分がつきまとわれたら怖い。だけど取材対象には、朝夜かまわず自宅でもどこでもつきまとってネタを聞き出そうとする。
テレビに顔を出す女性記者の、因果な運命ですね~
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まもなく、大量の切手が我が家に運び込まれます。今度はファンレターではなく…夫が外国切手のコレクターだからです!引っ越しに手間取っている最大の理由は、膨大な「切手」なのです。
やれやれ…