くまきちベストセレクション6回目。私が鬱でほぼ寝たきりだった頃に通い始めたネイルサロン。なぜか元気が出ました。そして義母の認知症病院では、「化粧ケア」に喜ぶ姿がありました。
◆おしゃれのチカラ。09年1月11日
「おしゃれ」による介護予防や認知症緩和。日経新聞にそんな記事が載っていました。化粧や服で高齢者を元気にという内容です。お化粧が気分を明るくする効果はよく言われていますね。
私はまだ40代ですが、読んで「はっ」としたことがありました。洗髪や爪切りをする気力もなく、2年近くほぼ寝たきりのように過ごしたからです。
通院の帰り、伸びた爪がついに我慢できずネイルサロンに寄りました。爪を短くしてもらうだけのつもりでしたが…
それ以来、2週間おきのマニキュアが楽しみになりました。
フレッシュで若々しい色だったり
ちょっと優雅で幸せな色だったり。
日経の記事にも「マニキュアは鏡がなくても常に指を見ることができ、すぐには落ちないので(高齢者施設でも)喜ばれている」とあり、自分が無意識にしていた事とその効果を思い出したのです。
若くても、心の彩りを失ってしまう可能性はゼロではありません。
おしゃれのチカラを信じたいと思います。いくつになっても。
大晦日、ある男性のブログにこう綴られていました。特養ホームにいる母親が、「その状況」になって以来初めて欲求を口にした。頼まれたのは化粧品。大晦日だが急いで届けに行ったと。
よかったですね、とコメントするかわりに今日の記事を書きました。
◆◆◆
文末の「その状況」とはもちろん、認知症のことです。男性ブロガーさんの記事やこの記事の掲載時点では、身近に認知症の要介護者が出るなどとは考えたこともありませんでしたが…
その3ヶ月後に、夫の母親=私の義母が認知症で入院することになりました。この記事のベースになった日経新聞の記事の内容を、現実として目の当たりにする日が来たのです。
義母の認知症病院が取り入れている「化粧ケア」。94歳に見えますか?メイクのプロが病院を訪れてくれる仕組み。義母は…
お化粧顔の写真をいつも眺めて大切にしています。化粧ケアに参加するたび少女のように喜んで、表情も明るく変わるのです。
お化粧やネイルの彩りと同様の効果は、袖口のフリルにもありそうですね。綺麗なネイルが常に目に入るように、フリルが目に入って幸せな気持ちになるのは私だけではないでしょう。
ネイルとお洋服を合わせるのが好きな私にとって、ネイル記事に登場するお洋服は「お気に入りコーデ集」の面も。テーマ記事として一覧いただけるようにしてありますので、よかったら♪
明日はベストセレクション最終回。番外編。