各地の桜便りが届く中、夫の実家の庭はようやく雪解けの花。
94歳の義母ご自慢の庭です。
私には何の種類かわからないけれど、義母には全部わかります。夏には野菜が収穫できる畑もあって、それも義母の楽しみです。
庭のお世話を手伝ってあげる時が来ました。
元気に庭を守ってきた義母にも、もうゆっくりしてもらいましょう。結婚後、単身赴任から戻ると同時に体調を崩してしまった私には
子の世代としての初仕事。
時間はかかるようになりましたが、自分でご飯を食べる不自由はありません。それはまだ手伝わなくても大丈夫なのが誇りです。
時々遅れたり逆回転してしまうようになった義母の時計。私がここまで元気になるのを待っていてくれたかのようなタイミングでした。