2018年7月の記事です


先日、横浜美術館にモネの絵を見に行きました。

美術館は頻繁に行くわけでもなく、昨年ぐらいに篠山紀信の写真展を見に行ったきりで、もう随分足が遠のいていました。

美術展はテレビでも放送されたせいか混んでいて、ひとつの絵に並んで、少しずつ進んで、自分の前に来たらやっと見られるという感じです。それも、決まった列ではないので、説明書を読むために割り込む人もいるし、ずーっと止まってる人もいます。そんな中で、絵の正面に来たときに、絵と目が合う感じが、とても贅沢に思えます。この瞬間だけ、絵と二人っきり!という感じです。

モネは、対象物を描くというよりは、雰囲気や目に見えないなにか、対象物とこちらの間にあるものを描こうとしたそうです(と説明に書いてあった)。

その間にあるものを通して、共感しあう感じが、人どうしも、植物と人も、生き物どうしも同じなのかなぁ、と思いました。

共感し合うのは、愛というか、お互いに否定も肯定もせずに無条件に認識し合うのに似ていて、その逆は、否定し合ったり、ジャッジしたり、目くじらを立てたり、戦う、抵抗することなのかも?

その愛の方に、いつもアンテナを合わせていきたいな、と思いました。