社会生活を送っていると、どうしても、社会的な役割や、肩書きをまとったうえでのおつきあいになります。どういう仕事をしているかや、家族の中での立ち位置、どういうコミュニティに属すかが、いつの間にか自身のアイデンティティになって、それらしく振るまわなきゃ、となって、自分を外側の肩書きに合わせる、ということを無意識にしています。
そのために、無理をしてしまったり、身体や心の声よりも、そちらを優先したり、外側の肩書きへの他の人からの見方や評価に喜んだり、傷ついたり…
そして、またさらにがんばってしまいます。
ヨガでは、いったん、そのような外から見た自分をお休みして、本来の自分自身に戻ってくつろぎます。
ここにある呼吸、体の感覚を大事に感じていくと、生き生きとした命の活動、活力がいつでもそばにあることが、リアルに感じられます。
ひとりひとりの生き生きとした命は、誰からも評価されることも、優劣も、美醜もありません。
のんびり、そんなことを思い出しながら、やっていきましょう。
