考え事って、気がつくといつも休みなくしていませんか?何かを見かけて、それについて何か考えたり、痛いところやかゆいところがあるとそのことばかり考えてしまったり。色々な思いや考えが浮かんでは消え、現れては過ぎ去り、また帰ってきたり…を繰り返しています。
それは無意識であることが多いけど、それを意識してみること、どんな思いが現れて過ぎ去っていくのか観察してみることも、ヨガの練習のひとつといわれています。
目を開けていると、見たもの見たものに反応してしまうから、目を閉じて、リラックスしていくと、浮かんでくるものが見えやすくなってきます。
それでも、いつの間にか上の空になってしまうから、呼吸を使って、呼吸に気づくとさらにさまよっている心がこの瞬間に戻ります。
今、自分が怒っていることに気づく、何だかもやもやしていることに気づく、ハッピーで嬉しいことに気づく、その思いがどんなきっかけから生まれたのか、また辿っていく。
もしかしたら、何だかイライラするのは、きのうこんなこと言われたから、何で言われたのか、自分はこんな気持ちになった、でも相手にはこんな事情があったのかもしれない、と理解していくことで、心のこわばりもほどけていきます。難しいけど…、きっときっと、プラスになります。
小さな心の動きに気づくと、言葉や行動も意識的になります。
手を叩いただけでも、その波紋は宇宙まで届くというのを聞いたことがあります。すべてはつながっていて、自分の小さな心の動きが、言葉が、行動が、つながっていく。伝わっていく。そしてまた巡って、帰って来る。
もし、心に小さな攻撃心が生まれたら、ちょっと雰囲気がとげとげして、言葉もきつくなっていきますね。攻撃心を持って、アーサナの練習をすると、自分の身体の使い方も暴力的になって、必ず怪我につながっていきます。それは状態だから、いいとか悪いとかではないのだけれど、注意深く、自分の心も身体も、慈しむように扱っていきたいですね!
身体や心を整えて、穏やかな状態で、いつも柔らかい心地のよい波紋を広げられたらいいな〜と思います。わーわーするのも人間らしくて好きだけど!(どっちだ)