このところ、気の流れや経絡について調べているのですが、同じく気を扱う太極拳について述べてあるところにこのような記述がありました。

太極拳は身体をただ動かすだけでなく、ひとつひとつのゆっくりとした動きに意識を向け、細かい身体の反応に対して感覚を研ぎ澄ませ、一瞬一瞬を経験していく。そのため、" Internal art " ともよく言われている。

" Over time one learns to be present in the moment and to be able to react to changes and pressures without struggle and distress."

時を重ねれば、今ここにいることに気づくことができ、もがいたり悩み苦しむことなく変化やプレッシャーに対応することができるようになる。

 

一瞬一瞬の動きに対して、どう反応して身体をどう扱っていくかに丁寧に意識を向けていくことで、今ここにいること(自分がしていることに意識的になる、心がこもっている、ここにある)に意識的になり、リアルな生活でも、細やかに反応していくことができる、ということなのだと思います。

太極拳はほんの少ししか習ったことがなくて、太極拳のことは全く分からないのですが、この記述にヨガと通じるところがあるような気がして、ノートに書きとめたこのフレーズを読み返しています。ヨガを始めたら、何だか自分が変わってきたような気がするとか、周りと調和してきた、とか生きやすくなった、とかいうのは、細かい経験とリアクションを練習のたびに繰り返していて、それがもしかしたら、リアルな生活の場面でも役立っているのかもしれません。