冷たく横たわった祖母に会えました。
100歳とは思えないくらい綺麗でした。
ピアノが大好きだった祖母だったので、家からの出棺の直前に「えりちゃん、ピアノ弾いてよ」と従姉妹に促され、ピアノの上にあった楽譜をペラペラとめくり、戦場のメリークリスマスを選んで弾きました。
祖父の葬儀の時も、確かこのピアノで急遽月光の第一楽章を弾きました。私が高一の時です。
お通夜の後、私の実家に戻り、祖母の若かりし頃の写真が沢山出てきました。大好きだった人との永遠の別れが、こんなに悲しいものとは。
これは、私の次男。そして、このセーターは祖母が編んでくれたものです。このようなセーターを、何枚も何枚も編んでくれ、ある年齢に達した時、編み目の数が覚えられなくなり、編み物が出来なくなりました。

