あの雲に乗って

               小島英理子

あの  小さい 綿菓子のような雲

上に  乗ったら 

どんな  気分が  するのだろう


まるで  筋斗雲みたいに

世界のはてまで

行けるのだろうか?


夏は  のぼせやすくて

 ウーロン茶を  飲みながら

保健室で  横になる  私


そうだと良いね?と

保健の先生は 笑顔で

呟くのだった


ヒマワリが  窓の外の

花壇で 揺れていた

        終わり