仕事帰りに、古都散策。
仕事の後に少し時間があり、今回は五重の塔がある東寺に立ち寄ってみました。
創建から1200年、世界遺産にも登録されているその佇まいは、神々しくもあり、懐古的な気持ちにもなります。まぁ、日本人として祖先を辿れば何かしらゆかりはあるのでしょう。
本殿の中は、しばらく私だけの時間となり、
大日如来さまを一人占めし、お参りさせていただきました。
蓮の花のうたての上に、優しく微笑みながら座られていました。
そう言えば、寺院の周りには蓮の花でいっぱいの
池があったな、、と。
蓮の花と、仏教には深い関わりがありますが、
あらためて調べてみると、「蓮花の五徳」として、阿弥陀経に説かれていました。
1 淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく)
2 一茎一花の徳(いっけいいっかのとく)
3 花果同時の徳(かかどうじのとく)
4 一花多果の徳(いっかたかのとく)
5 中虚外直の徳(ちゅうこげちょくのとく)
2 一茎一花の徳(いっけいいっかのとく)
3 花果同時の徳(かかどうじのとく)
4 一花多果の徳(いっかたかのとく)
5 中虚外直の徳(ちゅうこげちょくのとく)
と、五つの徳は、極楽に生まれる時に必要な
正しい信心であり、この世で正しい信心で生きた人は、あの世で蓮の花のうたて(台)の上に生まれるそうです。
私は、一つ目の泥田の中でも汚れることなく、綺麗な花を咲かせる蓮の花の意味が好きです。
周りに影響されるどころか、
泥沼な水を感じさせない、鮮やかなピンクの花と、水上だというのに真っ直ぐな茎の凛とした様子がとても強く感じます。
私なりに、信念を持って仕事をしています。
いつも、相手(クライアントの皆さん)の方が
どうしたら目的を達成出来るか、最善の言葉や
進め方を考慮しているつもりでも、受け止め方に
よっては上手く伝わらなことも、残念ながら時にはあります。
カタチあるものを伝えているのではないので、
全ては、私がどう伝えるか、見えないものを
伝える難しさも感じ、私自身も折れそうにも
なります。
でも、蓮の花の凛とした佇まいは、
どんなことにも惑わされず、
自分の道を生きなさい。
と、大日如来様に説かれているようでした。
歴史ある神聖な場所を訪れ、心洗わられ
リフレッシュ。京都は、やはり素敵な場所。
皆さんにとっても今日が、
昨日よりもより素晴らしい一日で
ありますように。