左からアナ・フランシスさん、お母さんのサダミさん、娘のカロリーナちゃん
JETROの視察が無事終わり、私の本来の活動である定住旅行が始まった。滞在先の家族は、3年前に一度お家を訪問させてもらったことがある、アナ・フランシスさんの家。知人のアルベルト松本さんに紹介してもらった方だ。
前回泊まらせてもらっていたハビエルさんは、最近引っ越しをした家が狭すぎるということで、今回はフランシスさんの家でお世話になることになった。
アナ・フランシス・アラカワさんは、キューバ日系3世。世界最大の日系社会があるラテンアメリカでも、キューバに日系社会があることは、残念ながらあまり知られていない。国の独特な体勢から、他国で行われる日系人の集まりなどに容易に参加できないので、頻繁に交流が持てない理由で知られる機会が少ないせいもあるだろう。
フランシスさんの家は、ハバナの北に位置するベダード地区にある。ジョンレノンの像がある公園のすぐ目の前のアパートだ。家には、フランシスさんの旦那さん、お母さんのサダミさん、文部省で働く弟さんと奥さんとその娘が暮らしている。
サダミさんが以前骨を折ったと聞いていただので、随分心配していたが、想像以上に元気ハツラツで、話し出すとブレーキが効かなくなるほどおしゃべり好きだ。
少しずつ変化していると言われるキューバだが、国民の生活は以前と変わらない。サダミさんは近年のキューバで変わった法律と変わらないことをいくつか話した後、「この国のいいところはね、・・・」と言って、キューバの良さを永遠と語った。キューバの一番の良さは、やはり、キューバ人そのものにある。
ERIKO