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ヘンナさんの家はヘルシンキ市内にある、Kallioと呼ばれる地区。この辺りは最近若者やアーティストに人気な場所らしく、バーやレストランが軒を連ねていて、酔っ払いがウロウロし、小さな公園でサウナの後のバスタオルを下半身に巻いたおじさん達が涼んでいるという、これまで見たこともないヘルシンキの風景だ。
私が泊まらせてもらっている家のヘンナちゃんも今日は土曜で仕事が休みということで、ヘルシンキから西へ85km行った、Fiskarsという村へ連れて行ってくれた。この名前で聞き覚えのある人もいると思うが、ここはオレンジハンドルという愛称で有名な創業360年の歴史を持つハサミの会社が誕生した場所。
今日はヘルシンキで今年に入って最も気温が高い21度。快晴の中、人々はここぞとばかりにノースリーブ、Tシャツで太陽を求め出歩いている。車中も太陽に温められポカポカして気持ちが良い。
村に着くとお昼を過ぎていたので、最近オープンしたばかりの日本食屋、「北村」で食事をした。私は外国へ行っても好んで日本食を食べることはないが、今回ヘンナさんの知り合いの店ともあってお邪魔した。私はカツ丼を、ヘンナちゃんは唐揚げを食べたが、日本で食べる味とほとんど変わらない。どころか、丁寧で繊細な味付けが印象的だった。
この村はアクセサリーやハンドクラフトなどのデザインショップやおしゃれなカフェが集まっている。湖や川を散歩しながらのショッピングはおとぎ話の中へ入ったようだった。
明日からサンクトペテルブルグへ移動する。5年ぶりのロシア、学校の先生たち、友達。しばらく勉強だけに集中するので、その間はラップランドでの更新できなかったブログをUPします。
ERIKO