エル・サルバドルには9日間滞在予定です。

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5/75/16 首都サン・サルバドルを拠点に移動


ミッション・アクティビティ

・ エル・ピタル山、イサルコ火山登山予定

・ 国立エルサルバドル大学訪問






                 ホンジュラス国境



 5/9

 ホルヘさんにTICA BUSのバス停まで送ってもらい、朝5時半にエル・サルバドルへ向けて出発した。

『ニカラグアで良い思い出が作れたことを願っているよ。またいつか戻ってきてね、私達はいつでも待ってるから』

 ホルヘさんの家は正直暑かったし、ベッドに巨大な蟻がたくさん這っていたし、シャワーは水しかでなかったが、不便を感じたことは一度もなかった。温かい家族と協力してくれたホルヘさんの気持ちは、5つ星以上の心地よい滞在させてくれた。居心地の良さとは、必ずしも高級なホテルで立派なサービスを受けることではない。

 サルバドル行きのバスはガラガラで、バックパッカーの姿がチラホラ見える。ニカラグアを越え、ホンジュラスで一度下車し、エル・サルバドルへ入国した。イミグレーションで8ドルの支払いを要求された時、財布を開くとすっからかんだった。TICA BUSの乗務員は嫌な顔一つせず立て替えてくれ、昼ご飯は親切なサルバドル人達がごちそうしてくれた。
TICA BUSはパナマ~メキシコ間を運行しているバス会社で、サービスがとてもしっかりしている。いつもバス停のオフィスへスーツケースを引いて入ると、すぐ係員が丁寧にアテンドしてくれる。自信を持ってオススメできるバス会社の一つである。
ニカラグアを出発して13時間、昨晩は徹夜で仕事をしていたので、道中はほぼ爆睡。入国審査でバスを降りるのも億劫なほどの快眠だった。

 サン・ベニートの停留所では、サルバドルでお世話になる、アニーさんが待っていてくれた。小柄で髪が長く、手芸が好きそうな感じの女性である。家は首都サン・サルバドルの北部にあるサンタ・テクラにある。
ニカラグアから来たせいか、モダンな作りの店がやけに懐かしく見える。

 エル・サルバドルは私の大好きな“星の王子様”と深い関係がある土地で、訪問を大変楽しみにしていた国の一つ。
アニーさんの家族は、夫のホセさん、13才の息子のアンドレスくん、5才の娘のカミリアちゃんと犬のガルの4人と1匹の家族である。
アニーさんは藍染め民芸品のアーティストで、徳島県に染めの技術を学びに行った経験を持っている。日本以外で藍が取れる国があることを今日初めて知った。アニーさんは、日本で知り合った共通の友人であるアルベルト松本さんからの紹介だった。家に着く頃には夜8時を回っていた。

 夕食はサルバドルの定番料理、ププーカを振る舞ってくれた。
『今日水が出ないの。だからシャワーは従兄弟の所へ行って浴びるから、ごめんね』
車で1分の従兄弟の家にお邪魔し、水シャワーを浴びさせてもらう。ニカラグアはあんなに暑かったのに、サルバドルは少し肌寒いくらいの気候である。ロシアの水シャワーを思い出せば、大体の寒さには耐えられる。夜には激しいスコールが降り、雨期の到来を感じさせた。




☆El plato del hoy  今日のご飯☆


ププーサ チーズや野菜、豆、魚介類などがは入った米のパン 辛いサラダと一緒に手で食べる。

ERIKO