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コスタリカの家族のシニアさんの息子、アレハンドロにTica busのバス停まで送ってもらい、ニカラグアへと出発した。
コスタリカ出国とニカラグア入国で2度バスを降り、無事税関を通過した。バスはきれいで快適だが席が狭く、体勢を小刻みに変えながら、ウトウトと眠りについた。
目が覚めると、巨大な湖に見事な三角形の山の景色が広がっている。ニカラグアは世界でも有名な湖と火山の国である。
ニカラグアの首都、マナグアのバス停留所の前では、タクシーとホテルの呼び込みが盛んに行われている。
今日からお世話になるのは、ニカラグア人のホルヘさん一家。一般的なニカラグアの家庭で、家にはざっと10人くらい人が住んでいる。賑やかで、昔の祖母の家を思い出すようで落ち着く。
ホルヘさんがマナグアの市内をさっそく案内してくれた。マナグアは1972年、死傷者20万人を越える大震災と、80年代を通じての内戦の影響もあり、それ以降、断層の走る中心街は建物の建設が禁止されているため、“都心なき都市”と呼ばれるほど建物が少ない。
共和諸国広場周辺には旧マナグア大聖堂や詩人ルベン・ダリオの像、国立宮殿、革命家達の霊廟がある。
中米では発展しているといわれるコスタリカでさえ、凸凹の道が多かったのに、マナグアの道路は整備がきっちりしていて、どこを通っても穴の空いている箇所はほとんどない。
気温35度。扇風機2台で眠りにつく。
ERIKO