滞在中のホテル ソル・イ・マル


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 ガラパゴス2日目は、サンタクルス島から船でスリバン島とバルトロメ島へ行く。一緒になったグループはロシア人、ブラジル人、ドイツ人の計17人。
ガイドはガラパゲンセ(ガラパゴス出身の人)のダビッドさん。

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時にホテルを出発し、朝食は島へ向かう船の中で取る。スリバン島までは2時間。空にはペリカンやガラパゴスでしか見ることのできない貴重な鳥達が船の回りを飛び回っている。
孤島をいくつか通過し、
2時間後にスリバン島近くに到着した。島の回りでは別のグループがシュノーケリングを楽しんでいて、小型のボートで島に着くと小さなペンギンたちが出迎えてくれた。






 スリバン島ではたくさんの種類の変わった溶岩を見ることができる。ここにはパホエホエ(ハワイ語でロープ状の)、アイアイアイと呼ばれる溶岩がある。ちなみにアイアイアイは、表面がゴツゴツしており、その上を歩くと真っ先に出る言葉からその名がついたのだそう。脳みそのような形や、カーテン状のもの、彫刻作品のようなものまであり、ちょっとした美術館のようである。一面溶岩のスリバン島は、どのようにして島々の生命活動が始まったのかという島の原点を知ることができる稀有な場所でもある。



                バルトロメ島



                         ラバ・カクトゥス

 スリバン島をあとにし、向かいにあるバルトロメ島を訪ねた。標高600mある頂上までの道のりを、アシカの白骨やサボテンを見ながら進む。ガラパゴスにはカンデラブロ、ラバ・カクトゥス、オプティアと呼ばれる3種類のグループに別れたサボテンを見ることができる。
盛り上がった山の頂からは、溶岩の流れた生々しい跡がついている。気温はどれくらいあったか分からないが、湿気が多く日本の蒸し暑い真夏のような暑さである。頂上からの景色は、真っ青な海とカラフルな山のコントラストが見事だった。

 バルトロメ島近辺を、シュノーケリングで散策する。カラフルな魚はもちろん、巨大なヒトデやアシカ、サメなどを間近で見ることができた。海の動物が苦手な私も、プロのガイドさんの誘導でパニックを起こすことなく泳ぐことができた。
船で昼食を取り、仲良くなったロシア人家族と話をしながら、サンタクルス島へ戻る。

 船の甲板から速度を合わせるようにして飛行する鳥をずっと眺めた。これほど長い時間空を見たのはいつ振りだろうか。同じ空で繋がっているこれまでの旅で出会った人達のことを思った。



             バルトロメ島の頂上から

ERIKO

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