
マルセッラさんがプレゼントしてくれたバッグ
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シエラさん夫婦とテラスで朝食を取る。このお家では食事は一皿一皿お手伝いさんがレストランのように持って来る。
今日一日私をアテンドしてくれることになったYAMAHAで働くマルセッラさんが迎えに来てくれた。彼女は丁寧に、Marcela Hurtadoという彼女が始めたブランドのモチラ(バッグ)とネックレスをプレゼントしてくれた。
メデジンは女性が美しいことで有名だが、彼女はその典型的な一例である。
ボディーガード兼運転手のディエゴさんとマルセッラで観光に出かける。私が滞在しているのはアンティオキア県リオ・ネグロという地域で、メデジンはそのメトロポリタンである。山道を東へ進む。絵はがきのような牧草地帯の中に突然巨大な岩が現れた。
ペニョールからすぐのグアダペという町を歩いた。おとぎ話に出て来そうなカラフルにペイントされた家々の間を歩く。男性がハットを被り、首にバンダナを巻くというのが、田舎の人達の特徴なのだそうだ。
広場の横に建つヌエストラ・セニョーラ・デ・ピラル教会内は木材でできており、あまりの美しさに鳥肌がたった。
昼食を取った後は、シエラさんが代表を務めているEl Tesoroというショッピングセンターの中にあるYAMAHA音楽のお店へ立ち寄った。
お店の中は子供のレッスンの終わりを待つ親の姿や次のレッスンが始まるのを待つ人で賑やかだった。お店の中を案内してもらった後は、ベレン図書館へ向かった。
この建物は、アンティオキア県と日本大使館が共同で建設した建物で、建築家は東京大学などを設計している内藤寛氏によるものである。
コロンビアにはカリという都市に大きな日系人社会があるが、日本の文化を直接学ぶことができ、交流を図ることのできる空間は唯一ベレン図書館だけである。
図書館全室の責任者のビクトルさんと、Japanese Roomの責任者であるルイスさんが館内を見せてくれた。天井は日本の屋根をモチーフにして三角形になっており、杉の木を使って建てられている。気持ちの良い天井の高さが広々とした空間を作り出している。子供用図書館、オーディオルーム、展示場、幼児ルームや生活の様々な相談にのってくれるサロンと設備はピカイチである。
マルセッラさんはオーディオルームのスピカーがYAMAHAでないことに気がついたようで、早速責任者に営業を始めていた。メデジンの人達は口が達者で交渉がとても上手であると言われている。日本で言うと商業の町大阪の人に似ているのかもしれない。
『生け花や着付けなど様々な日本の文化に触れることができるイベントを行っていますが、最終的には交換留学制度を取り入れることが私達の夢です』
ビクトルさんは日本の文化が大好きでしかたないようだった。館内を隅々まで案内してもらい、TVの収録へ向かった。
明日放送される日本の文化特集で、彼らがおりがみを紹介するとのことで一緒に出演することになったのだ。
私達の前にはLlanera(ジャネラ)というベネズエラとコロンビアの文化が融合した音楽が披露されていた。この音楽の歌詞を聞くと、彼らどのように生活しているのかが分かるのだという。
収録が終わって家に着いたのは11時前だった。久しぶりに一日がこんなに長く、たくさんのことができるんだなぁと感じた。子供の頃は毎日そうであったかもしれない。
※ 本日(2/20)Teleantioquiaにて9:00~放送される文化番組に出演しております。コロンビアにお住まいの方は是非ご覧になってください。
Hoy a las 9 de la noche, va a salir un programa de la cultura en Teleantioquia. Estoy hablando sobre Origami.
ERIKO