
朝起きて足の傷口を洗い、ケアーをするのが毎日の日課となっている。
今、私がしてもらっている傷口のケアーは湿潤療法といって、従来のように消毒をしてガーゼを当てるというものでもなく、傷口を水で洗い、その上にたっぷりのワセリンを塗り、ラップをするという療法である。そうすることで治りが早く、尚かつきれいに完治するのだそうだ。
日本では夏井睦先生が広めたことでも有名。滲みたり、ガーゼが傷口にくっつくこともないので痛みが少ない。
今日は朝から、滞在先でお世話になっているサチさんと、グレナダ島のツアーに参加した。
参加者は私たちを含めて7名、隣の島のトリニダード人やイギリス人夫婦が来ていた。
グレナダは住所があるようでなく、おまけに道しるべとなる標識などもない。島のことを熟知したガイドに案内してもらう方が個人で行くより随分と楽である。そういった訳で、ツアーに参加することにした。
私が現在滞在しているのは、島の南部。
ツアーバスは少し北上した中心部を走る。
グレナダの海は、数年前に世界で一番美しい海と賞賛されたことでも有名で、その海はまるでエネラルドグリーンと深い青色の絵の具が交互に塗られたかのように見事である。
初めに向かったのは滝。山の中に突然現れた滝は、緑に囲まれて勢いよく流れている。
車はさらに山の奥へ入っていく。ガイドさんは小まめに車を停めながら、植物やフルーツの説明をしてくれる。
しばらくして到着した先は、昔、香辛料の工場として使われていた場所だった。そこでガイドさんは、色んな種類の葉っぱを紹介し、それぞれの効能やどのように使われるかを説明してくれた。
一見どこにでもあるような緑の葉っぱを潰すと、どこかで匂ったことのある調味料の匂いがした。
次に訪れたのは、そのスパイスを使って、オイルやクリームなどの商品を作っている、West India Spice会社の工場。
ショールームに入ると、スパイシーな香りのアロマオイルの匂いが香った。見学の記念に胃の消化に良いナツメグオイルをプレゼントしてくれた。
会社の職員さんも私の足を気遣ってくれ、コマが付いたイスに私を乗せて工場内を見せてくれた。
ツアーの締めくくりはMona Monkyという猿が見られる、Grand Etang Forest Reserve(グランド・エタング森林保護区)へ向かった。
グレナダの国旗をまとった2人の女性に出迎えられた後、家からあらかじめ持参したバナナを、さっそく猿が集まってくるエリアに置いた。
1906年に出来たこの保護区の広さは1600ha。2万5千年ほど前の火山活動で出来た湖や、700mの小高い山なども見ることができる。
また、バードウオッチングやモナ猿やオッポサムなど変わった動物を見ることができるのも面白い。
モナ猿は、もともとアフリカから連れて来られ、グレナダで繁殖した珍しい猿。
今日のツアーは、同行してくれたサチさんと、紳士的なガイドさん、優しい皆さんのお陰でなんとか全ての行程を回ることができた。やはり自由に歩けないと色んな人の手を借りてしまう。
夜は地元のレストランで肉厚のロブスターを食べた。レストランでも松葉杖は注目の的。周りのお客さんに気を使ってもらいながら楽しい時間を過ごした。今日もたくさんの人の温かさに触れた1日だった。
今、私がしてもらっている傷口のケアーは湿潤療法といって、従来のように消毒をしてガーゼを当てるというものでもなく、傷口を水で洗い、その上にたっぷりのワセリンを塗り、ラップをするという療法である。そうすることで治りが早く、尚かつきれいに完治するのだそうだ。
日本では夏井睦先生が広めたことでも有名。滲みたり、ガーゼが傷口にくっつくこともないので痛みが少ない。
今日は朝から、滞在先でお世話になっているサチさんと、グレナダ島のツアーに参加した。
参加者は私たちを含めて7名、隣の島のトリニダード人やイギリス人夫婦が来ていた。
グレナダは住所があるようでなく、おまけに道しるべとなる標識などもない。島のことを熟知したガイドに案内してもらう方が個人で行くより随分と楽である。そういった訳で、ツアーに参加することにした。
私が現在滞在しているのは、島の南部。
ツアーバスは少し北上した中心部を走る。
グレナダの海は、数年前に世界で一番美しい海と賞賛されたことでも有名で、その海はまるでエネラルドグリーンと深い青色の絵の具が交互に塗られたかのように見事である。
初めに向かったのは滝。山の中に突然現れた滝は、緑に囲まれて勢いよく流れている。
車はさらに山の奥へ入っていく。ガイドさんは小まめに車を停めながら、植物やフルーツの説明をしてくれる。
しばらくして到着した先は、昔、香辛料の工場として使われていた場所だった。そこでガイドさんは、色んな種類の葉っぱを紹介し、それぞれの効能やどのように使われるかを説明してくれた。
一見どこにでもあるような緑の葉っぱを潰すと、どこかで匂ったことのある調味料の匂いがした。
次に訪れたのは、そのスパイスを使って、オイルやクリームなどの商品を作っている、West India Spice会社の工場。
ショールームに入ると、スパイシーな香りのアロマオイルの匂いが香った。見学の記念に胃の消化に良いナツメグオイルをプレゼントしてくれた。
会社の職員さんも私の足を気遣ってくれ、コマが付いたイスに私を乗せて工場内を見せてくれた。
ツアーの締めくくりはMona Monkyという猿が見られる、Grand Etang Forest Reserve(グランド・エタング森林保護区)へ向かった。
グレナダの国旗をまとった2人の女性に出迎えられた後、家からあらかじめ持参したバナナを、さっそく猿が集まってくるエリアに置いた。
1906年に出来たこの保護区の広さは1600ha。2万5千年ほど前の火山活動で出来た湖や、700mの小高い山なども見ることができる。
また、バードウオッチングやモナ猿やオッポサムなど変わった動物を見ることができるのも面白い。
モナ猿は、もともとアフリカから連れて来られ、グレナダで繁殖した珍しい猿。
今日のツアーは、同行してくれたサチさんと、紳士的なガイドさん、優しい皆さんのお陰でなんとか全ての行程を回ることができた。やはり自由に歩けないと色んな人の手を借りてしまう。
夜は地元のレストランで肉厚のロブスターを食べた。レストランでも松葉杖は注目の的。周りのお客さんに気を使ってもらいながら楽しい時間を過ごした。今日もたくさんの人の温かさに触れた1日だった。
ERIKO