カラカスから乗ったカリビアン航空
昨日の正午、9カ国目となるカリブの島、トリニダード・トバゴの首都ポートオブスペインに到着した。これからのカリブ海の旅は、未知の世界である。昨日まで使っていたスペイン語とはしばしおさらば。これから先の島々は英語が公用語となる。
空港では簡単なビザの手続きと、手数料の400TT($1=6TT)を支払い、スムーズに入国することができた。
空港内はきれいで、ドルがおろせるATMまである。久々に近代的な所にきてしまった気分になり、しばらくキョロキョロした。タクシーの客引きもなんとなく品がある。
寒くて凍えてしまうかと思ったカリビアン空港の飛行機内とは打って変わって、外は蒸し暑い気候である。空港から拾ったタクシーは、車種は忘れたが高級車で、座ると皮のシートが深く沈み、思わずにたっと笑ってしまった。
たかが2時間のフライトで到着した場所が、さっきまでいた所とこうも違うとは。運転手さんは、この国に多いインド系だった。ヒンドゥー語を少し話すと、嬉しかったのか、料金を5ドルまけてくれた。帰りも彼に頼もうと思う。
ここでお世話になるマーナさんは、とある協会の代表を務めている、インド系のトリニダ人である。滞在する場所はその協会の人達が使用する寮のような場所で、かなり広い。
夕食は豆の煮込みと金目鯛のムニエルだった。彼女はベジタリアンで肉は食べない。これまで散々肉を食べてきたのでちょうどいい。
夕食を終えた頃、隣の建物から軽快な太鼓とドラムの音が聞こえ始めた。『ドンドンドドドド・・・♪』
マーナさんとの会話も聞き取れないほどの爆音。トイレに入ると電子音が聞こえて来て、よくよく聞いてみると虫の大合唱だった。
なんとも賑やかなトリニダード1日目。カリブ海の国々の調整に追われる日々だが、短い滞在を存分に楽しみたいと思う。
—トリニダード・トバゴ滞在期間は10/29~11/5までの1週間を予定しています—
アクティビティ→トリニダード人を対象とした、アニメ上映会への参加
ERIKO