左:ディレクターのアルフレッドさん 右:ヴァネッサさん 右奥:ペルー人のホセさん
今日は、日系人寮のCEUAN(Centro Universitario Argentino Nippon)を訪ねた。ここは1994年に創立された、日系人や日本から来る学生たちのための寮である。
場所は治安の良いパレルモ地区にあり、市内へのアクセスなど交通の便も整った立地条件の良い場所である。現在約40人の大学生が住んでおり、そのほとんどがミシオネスやコリエンテスといった県外から、やって来ている。
さらに、空手や日本舞踊、タンゴのレッスンなども開催しており、外部の先生が教えに来ている。
今は冬休みともあって、里帰りをしている生徒が多く、寮全体が静かだった。日本からの学生も受け入れており、主にスペイン語を学びに来ている。
近年、日系アルゼンチン人の学生たちは、グラフィックデザインや建築を先攻する生徒が増えているそうだ。
アルゼンチンの広告業界は世界でも非常に評判が良く、ここで発案されたものが、世界で使用されることも多い。
そのせいか、広告マーケティングやデザインを勉強する場所として、外国人にとても人気なのである。
またアルゼンチンは、大学や病院(一部を除く)が無料というのも人気の理由のひとつであろう。
寮内を案内してくれた、CEUANのディレクター、アルフレッドさんは、コリエンテス州で日系人として生まれ、この寮で学生時代を過ごした。CEUANに来るまでは、日本語を聞いたり、文化に触れる機会がなかったそうだが、この寮での生活を通して、自分のルーツである日本に触れることができ、学んだことがたくさんあったという。
一緒に案内に同行してくれた、日系ペルー人のホセも、『同じラテンアメリカでも、ペルーとアルゼンチンは文化や習慣が全く違う。何も知らない土地の生活になじむのは時間がかかるが、この寮へ入ってすぐに友達ができ、違った文化を学ぶことができるので、ためになるし、安心できる場所だよ』と話してくれた。
私はホセが生活していたペルーという場所を知っているだけに、彼の言っていることがとてもよく理解できた。何かを知ることは、人と人との距離を縮めるのに役立つと改めて感じた。共通のものを理解し合えると、相手は喜んでくれる。
物価が安く、生活しやすいアルゼンチンに留学を考えている人には、是非オススメしたい寮である。
休養していた2日間の間に、色んなことが起っていた。
PCのメールを開くと、3日間後に滞在するウルグアイの家族の方が亡くなったとの連絡があり、とても受け入れられる状態でないとのことだった。
他にも何件かスケジュールを大幅に調整しなければならないことが出できてしまっている。
私はいつも問題が起きた時にすることがある。
まず、“ありがとう”と言ってみることである。問題は道に波を立たせるが、その波を越えることでしか学べないことがある。言ってみれば成長できる“チャンス”である。
そして、今の自分の状況を見つめ直し、その状態でいられることに感謝する。最後に、足りなかったことを振り返る。問題の後ろにはたくさんのチャンスと学びが隠れている。
ERIKO
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今日は、日系人寮のCEUAN(Centro Universitario Argentino Nippon)を訪ねた。ここは1994年に創立された、日系人や日本から来る学生たちのための寮である。
場所は治安の良いパレルモ地区にあり、市内へのアクセスなど交通の便も整った立地条件の良い場所である。現在約40人の大学生が住んでおり、そのほとんどがミシオネスやコリエンテスといった県外から、やって来ている。
体育館
さらに、空手や日本舞踊、タンゴのレッスンなども開催しており、外部の先生が教えに来ている。
今は冬休みともあって、里帰りをしている生徒が多く、寮全体が静かだった。日本からの学生も受け入れており、主にスペイン語を学びに来ている。
近年、日系アルゼンチン人の学生たちは、グラフィックデザインや建築を先攻する生徒が増えているそうだ。
アルゼンチンの広告業界は世界でも非常に評判が良く、ここで発案されたものが、世界で使用されることも多い。
そのせいか、広告マーケティングやデザインを勉強する場所として、外国人にとても人気なのである。
またアルゼンチンは、大学や病院(一部を除く)が無料というのも人気の理由のひとつであろう。
寮内を案内してくれた、CEUANのディレクター、アルフレッドさんは、コリエンテス州で日系人として生まれ、この寮で学生時代を過ごした。CEUANに来るまでは、日本語を聞いたり、文化に触れる機会がなかったそうだが、この寮での生活を通して、自分のルーツである日本に触れることができ、学んだことがたくさんあったという。
一緒に案内に同行してくれた、日系ペルー人のホセも、『同じラテンアメリカでも、ペルーとアルゼンチンは文化や習慣が全く違う。何も知らない土地の生活になじむのは時間がかかるが、この寮へ入ってすぐに友達ができ、違った文化を学ぶことができるので、ためになるし、安心できる場所だよ』と話してくれた。
私はホセが生活していたペルーという場所を知っているだけに、彼の言っていることがとてもよく理解できた。何かを知ることは、人と人との距離を縮めるのに役立つと改めて感じた。共通のものを理解し合えると、相手は喜んでくれる。
物価が安く、生活しやすいアルゼンチンに留学を考えている人には、是非オススメしたい寮である。
休養していた2日間の間に、色んなことが起っていた。
PCのメールを開くと、3日間後に滞在するウルグアイの家族の方が亡くなったとの連絡があり、とても受け入れられる状態でないとのことだった。
他にも何件かスケジュールを大幅に調整しなければならないことが出できてしまっている。
私はいつも問題が起きた時にすることがある。
まず、“ありがとう”と言ってみることである。問題は道に波を立たせるが、その波を越えることでしか学べないことがある。言ってみれば成長できる“チャンス”である。
そして、今の自分の状況を見つめ直し、その状態でいられることに感謝する。最後に、足りなかったことを振り返る。問題の後ろにはたくさんのチャンスと学びが隠れている。
ERIKO