
ブエノスアイレスの夜景
3年前の6月に、私は初めてパタゴニアの地を訪れた。それ以来、心のどこかにパタゴニアの地の記憶が刻みこまれ、日常生活のふとしたときに、あの景色へと再び旅するのだった。
飛行機が到着したのは朝の8時。ブエノスアイレスから約3時間のフライトで到着したパタゴニアはまだ真っ暗で、冷たい風が吹き荒れていた。
今私が来ているのは、サンタ・クルス州のリオ・ガシェゴという町。
知り合いの方が紹介してくれた、スサーナさんのお宅でお世話になる。
スサーナさんはアルゼンチンの大学都市である、コルドバ出身で、夫の転勤でパタゴニアへ引っ越し、その後離婚してからもそのままここに住んでいる。
スポーツ用品店の経理として働いており、56才とは思えないほど若々しく、綺麗な女性だ。
初めて日本人の友達ができると、とても楽しみにしていてくれていた。
町の中心地にあるマンションで彼女は一人暮らしをしている。
双子の孫たちと写っている写真の中の彼女は、孫達のおばあちゃんとはとても言いがたい様相である。
家に荷物を下ろしたあと、さっそく彼女の友達の家へ誕生日会に連れ出してくれた。
家には彼女の仕事場の仲間が集まっており、10時前になると、それぞれが仕事場へ向かって行った。日が完全に昇ったのは11時を過ぎた頃だった。
一眠りして、スサーナさんを紹介してくれたウーゴさんと会った。ウーゴさんは何日か前まで入院していたが、今日元気な姿を見ることができて良かった。
スサーナさんは仕事が終わってから、ウーゴさんと歓迎会を開いてくれた。テーブルの上には山盛りになったアサードが置かれ、パタゴニアや彼らの人生について尽きることのない話をした。
最近知り合いなどから、毎回色んな家族の家で生活をして疲れることはないかと聞かれることが多いが、今まで一度もそう感じたことはない。
むしろホテルに何泊かしている方が、ストレスを感じやすい。
人の家は大体一日あれば慣れてしまうので、そんなに疲れを感じることもない。
スサーナさんだけではなくアルゼンチンの人達は、全部の会話が冗談混じりで本当におもしろい。ほんの少しの時間で、打ち解けることのできる人達であるとつくづく思う。今夜も笑いの絶えない長い一日を過ごした。
飛行機が到着したのは朝の8時。ブエノスアイレスから約3時間のフライトで到着したパタゴニアはまだ真っ暗で、冷たい風が吹き荒れていた。
今私が来ているのは、サンタ・クルス州のリオ・ガシェゴという町。
知り合いの方が紹介してくれた、スサーナさんのお宅でお世話になる。
スサーナさんはアルゼンチンの大学都市である、コルドバ出身で、夫の転勤でパタゴニアへ引っ越し、その後離婚してからもそのままここに住んでいる。
スポーツ用品店の経理として働いており、56才とは思えないほど若々しく、綺麗な女性だ。
初めて日本人の友達ができると、とても楽しみにしていてくれていた。
町の中心地にあるマンションで彼女は一人暮らしをしている。
双子の孫たちと写っている写真の中の彼女は、孫達のおばあちゃんとはとても言いがたい様相である。
家に荷物を下ろしたあと、さっそく彼女の友達の家へ誕生日会に連れ出してくれた。
家には彼女の仕事場の仲間が集まっており、10時前になると、それぞれが仕事場へ向かって行った。日が完全に昇ったのは11時を過ぎた頃だった。
一眠りして、スサーナさんを紹介してくれたウーゴさんと会った。ウーゴさんは何日か前まで入院していたが、今日元気な姿を見ることができて良かった。
スサーナさんは仕事が終わってから、ウーゴさんと歓迎会を開いてくれた。テーブルの上には山盛りになったアサードが置かれ、パタゴニアや彼らの人生について尽きることのない話をした。
最近知り合いなどから、毎回色んな家族の家で生活をして疲れることはないかと聞かれることが多いが、今まで一度もそう感じたことはない。
むしろホテルに何泊かしている方が、ストレスを感じやすい。
人の家は大体一日あれば慣れてしまうので、そんなに疲れを感じることもない。
スサーナさんだけではなくアルゼンチンの人達は、全部の会話が冗談混じりで本当におもしろい。ほんの少しの時間で、打ち解けることのできる人達であるとつくづく思う。今夜も笑いの絶えない長い一日を過ごした。
Rio Gallegosのカードを持つスサーナさん(右)とウーゴさん(左奥)
ERIKO