同じ時期に何度も同じカードが出る話。

ただの個人的な思い出話です。









初めてタロットを使って占ったのが、多分12〜13年くらい前。独身時代の頃だったと思う。

某カルチャーセンターのタロット教室に通うようになった時だった。



その時はOLをしながら、何となく趣味っぽいものを見つけたくて、刺し子体験レッスンに行ってみたり、織物教室に通ったり。

スキューバダイビングもやっていた。

ウクレレや、フラも一時期習っていたことがある。



特別タロットに興味があったわけでもなかったけれど、占い自体は何度か受けたことがあったし、占いに関するものはたまたまタロット教室しかなかったからタロットにした。

仕事が終わったあと、地下鉄に乗って月2回ほど通うようになった。



講座では大アルカナや小アルカナの意味を教わり、クラスの最後には毎回講座仲間の人同士で占い合うという内容だった。

お互いを占い合うのは楽しかったし、入門クラスが終わったあとは、そのまま初級クラスも受けた。



その頃、やたら出まくっていたのが『魔術師』のカードだった。

何をやってもひたすら出るので「もしかして折り癖とかが付いちゃったのかな?」とカードを調べたりもした。

理由はわからなかった。



ただ、そのクラスも終わってしまうと、タロットに触れる機会も減っていった。

他の人を占うというようなこともしなかったし、自分のことだけ占っていても、だんだんネタは尽きてくる。

そして、いつの間にか全く触れなくなった。



そこから8〜10年くらい?経ち、人に占ってもらったことがきっかけとなって、ルノルマンカードを使って占うようになった。



タロットは楽しかったけれど、講座を受けたときから時間が経ち、枚数が多いのでやはり意味を忘れているものも多い。

その点ルノルマンカードは36枚のカードというのが、久しぶりにカードに触れる私には取っつきやすかった。

ルノルマンカードを使って占う日々が続いた。



そこからオラクルカードも使うようになり、何となく久しぶりにタロットカードも使ってみようかなと思うようになった。

まずは大アルカナだけ使い、少し時間が経ってから小アルカナも使うようになった。



その頃、また来た「同じカードばかり出る現象」。

やたらと『審判』ばかり出る時期があった。

カードを変えても出てくる『審判』。

どういうことを意味しているのかはわからなかった。

別に何か精神的に目覚めたわけでもないし、特別誰かに再会したということもない。

なんだろう?と思ったけれど、特別深追いもできなかった。



そして、時間が経って思い出した。

タロットを始めた頃、やたらと『魔術師』が出ていたこと。



そっか。

スタートと、再スタートということだったのかも。

何となく自分の中でもしっくり来た。



そして、現在絶賛継続中の『吊られた男』ばかり出る現象。

これも、いつか時が経てば、こういうことだったのかもと思うかもしれないし、分からないままかもしれない。



それでも、やっぱりタロットは面白いし、不思議だと思う。