インタビューライターであり、

コーチだからコミュニケーションつよつよなんですよね？と

思われるかもしれませんが、

そんなことはありません。

パーティーとかイベントとか、

いろんな人が入れ替わり立ち替わり

流れていく中で会話するのって、

実はすごく苦手です。

話すなら、腰を据えてゆっくり話したい。

目の前の人にちゃんと興味を持って、

深く関わりたいと思うんです。

そこから少しずつ信頼関係を築いていきたいなあと

思える出会いだったら、素敵ですよね。

だから30人とか50人とかたくさん参加するイベントだとしても、

そこでたいして話せないまま名刺交換だけするより

一人、この人と話せてよかった、と思えたらもう十分。

後日お茶やランチに誘って、続きを語り合います。

じゃあそういう人をどこで見極めてるのか？というと、

よくわからないんですよね。。

コーチを始めてから、ぱっと見の印象と

セッションでじっくりその方の価値観や思いを伺っていく

うえで感じるその方らしさって、ギャップがあることも多くて、

だから「この人とは合わなそう」なんていう決めつけをするのは

もったいないなと思っています。

似たタイプの人とばかり話していても

新しい発見や学びにはつながらないだろうし。。

だからインタビューってある意味強制的に、

自分がそのテーマに興味がなかろうが、

その人とタイプが違おうが、

60分なり90分なりガッツリ話す場なので、

人と出会う機会としても非常にありがたいんです。

自主的には絶対に手に取らない分野の本を

インタビューの準備だから無理矢理読んでみたら

案外おもしろかったり、発見があったりするし、

普通に生きていたら交わらなかったであろうタイプの方が

どんなきっかけでこのテーマに興味を持ったのか、

半生を聞いていくうちにすごく親近感を持つことになったりするんですよね。本当に。

だから、うーん、なんだろう、

どういう人とじっくり話したいと思うのかという

最初の問いに戻ると、

どれだけこちらが歩み寄っても、

まったく胸の内を見せてくれなさそうだったり、

口で言っていることとお腹の中で思っていることに

乖離がありそうだったり、

後でコッソリ笑ってそうな人、

ではないだろうな、と思えるかどうか。

ですかね・・・。

話しているうちになんとなく、相手の扉がどれぐらい開いているかって

感じてくるので、3センチとか10センチくらいでも、

開ける気持ちはあるんだけどひとりじゃ開けられないから

手伝ってよ、という気配を感じたら、話します。

この中に入ってきてほしくないんだけど、

なんだかしらないけど入れちゃったという場合は歓迎するよ、

というタイプでも、話すかな。

外向きの自分やポジショントークが時に必要なことは

理解できるんですが、

そこから頑として出てこようとしない人、

出てくる人を馬鹿にするような人は苦手ですが、

話を聞いてほしいという思いを感じられたら、

まず話してみたいなと思うかな。。

「対話」ってすごく貴重な場。

話してみたいと思える相手に出会える機会もすごく貴重。

人と向き合うことってすごくエネルギーがいるけれど、

やっぱり向き合ってよかったなと思って生きていきたいなと思っています。

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