私の病気、難病について。
読売新聞の夕刊、「一病息災」の記事を見て、
行きつけの歯医者さんが、顔をゆがめて、心配してくれた。
「北川さん、そんなことになってたの?知らなかった」
あの取材を受けた理由を、少し話したいと思います。
このブログをずっと読んでくれてる人は知ってると思うけど
私は、深い重い病気でした。
ずーっと、このブログをひもといてもらえば、闘病期につきあたります。
このブログを始めた頃が、ちょうど手術です。
あ…長くなりそうだな。
短く書こうとしています。
最初に病気のことをカミングアウトしたのは、もう黙ってるのが限界だ、と感じたから。
そして、女性誌などの取材を受けるたびに、「仕事も家庭もあっていいですね」的なことを言われて、違和感を感じたから。
自分はずっと病気と闘っていたので。
だから、このブログで病気のことを話しました。
正直な思いを残して行きたかったし。
では、なぜ新聞…。
自分の病気を広めたかったのか?
そうではありません。
いくつかの理由があると思うんだけど、一番、大きな理由はただ一つです。
今、病院で入院してる人に
もしくは、家で療養中の人に、
もしくは、病院の待合室にいる人に
読んで欲しかったんです。
今、健康とは言い切れない、病気で苦しんでる人に、先が見えない…、もうイヤだっという人に、ぜひあの記事を読んでほしかった。
もしかしたら、その人は「北川悦吏子」という人を知ってるかもしれない。
聞いたことはなくても、ドラマのクレジットで一度くらい見かけたことがあるかもしれない。
その人が、あの読売新聞を見て「あ…、この人、病気だったの?」
と思いますよね。
でも、今、新聞、出てるじゃん、元気そう、ドラマも、病気になってからも、書いてたんだ…。
こう、思ってもらえたら、どんなにいいかと願ったんです。
なぜなら、私が入院中、そういう記事に本当に助けられたから。
病を克服して…とか、病気だけど、なんとか元気にやってます、という
人たちの取材記事に。
少しでも、元気になることを、信じてもらえれば、いいかな、と思ったんです。
私の病気は難病指定を受けています。
病名はカミングアウトしていませんが
難病指定受けている病気は130個。
どの病気も、悪くなれば入院、ステロイド、ごはん食べられない、
苦しい、つらい、痛い。
そんなに差はないのでは、と長期の入院を経て思います。
道はきっと開けます。
光は先に、きっとあります。
もう二度と、復帰できない、と思った私が、今はなんとか元気にやっています。
そんな気持ちで、あの新聞の取材を受けました。
ヘアメイクさんは、つけてもらえなかったけれど、少しでも元気にキレイに見えるようにがんばってメイクし
フィリップリムの、ワンピースを着ています。
記事、カラーだといいけど…(ウチは、朝日でまだ読めてない…汗)。
元気になりますよ!
がんばりましょう!