いつか…。 | 北川悦吏子オフィシャルブログ「でんごんばん」Powered by Ameba

いつか…。

嵐のライブは、楽しかった。

なんだろ。嵐って、「けなげ」って感じがするね。

他のジャニーズのグループには感じない、この感じ。

かわいい。し、けなげ。


打ち上げでは、中村雅俊さんとか、黒木メイサちゃんとか、江角さんとか

みんないて、華やか~でした。

楽しかった。龍宮城みたいだった。

お爺さんになるくらい寝てしまったよ。

また。


打ち上げのあとに、アッピアに、フジテレビの人と流れました。

美味しかったし、すごく飲んで、楽しかった。


その人は、今は、フジのヒットディレクターで、ヒーローとか、撮ってる人なんだけど

ずっ~と、昔に、私と「世にも奇妙な物語」をやりました。

まだ、私が20代のころ。

「もうひとりの花嫁」というんだけど、まさか、知ってる人、いないよね…。

沢口靖子さんが主演。


あの時、まだ、駆け出しだった私は

フジテレビの(旧フジテレビ)

小汚い喫茶室で

あ~でもない、こ~でもない、とエライ人たちに、入れ代わり立ち代わり

10時間くらいやられて(打ち合わせです)

ヘロヘロになって

そのとき、その「もうひとりの花嫁」撮ってくれたのが、彼だったわけだけど

彼も、その10時間の打ち合わせに同席し

めった打ちにされる私をみていて

「いや、10時間も打ち合わせされていろいろ言われて

北川さん、うつむいちゃって

俺、かわいそうになっちゃって

スシ、奢ってあげたんだよ」


とアッピアで言われ…。


あっ、思い出した。

フジテレビの(旧)近くで、お寿司食べたこと。

そのころの私は、本当にフツーに貧乏で

カウンターのお寿司なんて、ほとんど、食べたことがなく(多分)

すごく、そのときのことを覚えていました。


でも、その前段が10時間の打ち合わせだったことは、忘れていた。

そうだったか。


確かに、その人と、お寿司食べたよ。

しがない、制作会社の一社員だった私に、お寿司を…ごちそう…。

ありがたい。


「今は、気、強くて、こんなになっちゃったけど

あのころは、ビンボーでかわいくってさ、まだ」

とは、彼の弁。

嵐見に行くっつーんで、こんなにお洒落して、

ブランドのバッグを持った私より

そのディレクターさんには、

その頃の、まだ何ものでもない(連ドラとか、書く、ぜんぜん前です)やぼったい(多分)、私がかわいいんだろうな、と思った(あたりまえか…)。


でも、その人の記憶の中に、その頃の自分がいるのは、なんだか、うれしいね。

私たちは、昔「世にもチーム」の仲間みたいな感じだったのです。


で、私もお寿司のことをしっかり覚えていたわけだけど

いつか、もっと、歳を取ったら

昔のことなんて、もっともっと忘れていくのかな。


そうしたら、思い出に、記憶に、手が届かなくなってしまうんだろうか。

記憶がつかめなくなったら、淋しいね。


雪の結晶雪の結晶雪の結晶


でも、こうして、20年の月日を経て

昔話に花が咲き(花が咲くって、いい表現)

こうして、お互い、がんばってるから、

また、会ったりして、ゴハン食べられてるんだよね

なんて、言い合って。

うん…。やっぱりそういうことってあると思う…と私は、素直に思い。

すごく充実した

ディナーでありました。


楽しかった。

嵐、含め。

憧れだった中村雅俊さんにも会えたし。

ありがとう、フジテレビ…にゅ~(フジテレビに、ワガママ言って、嵐、連れてってもらいましたにひひ