岩井俊二禁制!
なんだか、東方神起ファンで盛り上がってるところ、悪いんだけど、自分の話書いていいですか?
というか、岩井さんの話です。
タイトル、岩井俊二禁制、としたのは、「男子禁制!」の流れです。
もし、あなたが岩井俊二様である場合、すみやかに、ここから退室されるよう、お願いします。
さて、きのうの話。
そう、東方神起で盛り上がってるところ悪いんだけど(まだ、言ってる)
私のところに、au配信のムービー「恋ばな」の3話と4話の完成品が送られてきました。
そうなんです。今、配信は1話なのかな。
あれ、ほとんど、撮って出し、というかまだ、完成してないんですね。
とことんまで、仕上げをやってるんだと思います。
3話と4話見た私は、やっぱり大好きな感じで、うれくって、勢いで岩井さまに電話しました。
彼は今ロスにいるので、日本時間に7足さなきゃいけなんだけど(時差ね)、そんなことはうれしい勢いでおかまいなしです。
トルルルルルッ。海外にかける時、特有の呼び出し音が鳴ります。
いつもたいてい留守電なので、どうせ出ないだろうな、と思いつつ、メッセージでも残すか、と待っていると
「はい、もしもし」
と本人がお出になりました。
「あ、出た」と私。
「出たって…(苦笑)」と岩井さん。
そして、「恋ばな」が非常にいいので「映画にもしてください。私、見たい」と訴えました。
そうすると、それはするつもり、との答え。
で、四方山話(よまやま話)をいろいろしてたのですが、
バンディジ赤西くんがとってもいいよね、という話から、ジャニーズ談義になり
今、飛ぶ鳥を落とす勢いの「嵐」の話に。
私が、「嵐って、すごくグループが仲良くて、あれが、いいんだよね」
私は、嵐の誰のファンってわけでもないんだけど、嵐全員が出てると、微笑ましくって、見てしまう、というと
岩井さんも、そうそう、なんて言ってて、
私が、「大野くんてっいう、すごい逸材がいるのよ。ムードメーカー」
とか日本にいる分、岩井さんより知ったか(ぶり)をすると、
「ああ、わかるよ。あの猿岩石に似た子ね」
『猿岩石…?』
と内心、思いましたが、ああいえばこういう、ツーカー、な感じの、まるで、バンドのアドリブセッションのようにテンポのいいおしゃべりをしていた私たちだったので、その空気を止めるのが嫌で
「そうそう」と適当に合わせました。
で、つらつらと話してると、ん?これは本当に大野くんのことを言ってるのか?
それは、桜井くんではないか、という気がしてきて
「ねえ、それ、バービーみたいなかわいい子のこと言ってない?」
「いや、それはわかってる。桜井くんってNEWSやってる子でしょ?」
『NEWS…?』
NEWSといえば、山PのいるNEWSのことですよね。
何言ってんだ、このオッサンと思った私は、今度こそは、流れを止めるとわかってても
声に出して、NEWS?!
と言ってしまいました。
みなさん、もうわかりますね。ニュースはニュースでも、ニュース番組の方でした。
「なんだ。一瞬、何言ってたんだ、このオッサンとか思っちゃったよ」
と私は、思わず口に出して言ってしまってました。
はっ。また暴言を。
オタク、ボケナス、「岩井さんってホントにバカだね」(←これも、3回くらい面と向かって言った)に続き
岩井俊二をオッサン呼ばわり!
でも、大人な岩井さんは「いや、言ってもらった方がいいんだよ。ときどき、オッサンだからね」
と反省していました。スバラシイ。
私より、年下なのに(一個下)。
まあ、そういう意味では、オジサンとオバサンの話は、とどまるところなく、続き(だいたい、そう。岩井さんの話って、映画のあらすじの説明が多いんだけど、電話切ると、2時間とか3時間たってるから、その説明を聞く間に、映画が見れた、と私は思ってしまいます)
で、ブログの話ですよ。本題。
コメントで、「岩井さん絶対読んでますよ」と言われたこのブログ。
「岩井さん、私のブログ読んでる?」
「いや、読んでない」
「みんな、読んでるって言ってるよ」
「えっ、みんなって誰?」
「誰って知らない人たち」
困惑する岩井さん。コメントだよ、と教えてあげました。
「で、私たち、林屋ペーコとパーコになってるからヨロシク」
と言うと、受けて、どうやら、ブログが読みたいようです。
「読みたい。どうやったら、読めるの? 北川さんのブログ」(←バカ)
と聞くので
「どうやっても読めないの。岩井さんは、読んじゃダメなの」
と言っときました。
でも、もしかして、読むかもしれないから、岩井禁制!
こんなにひどいことばっかり言い合ってる私たちですが(私ばっかり言ってるように見えるかもしれないけど、
岩井さんも、たまにひどいこといいます。ただ、それは、デブとかブスとか、そういう子供のケンカみたいなことじゃなく、私の編集を見て、「ぜんぜんダメだね」とか「どこに向かって、ボール投げてんの?」とか、まあ、教えてくれる時だけどね)、
岩井さんが言った、ステキな一言があります。
私が、ずっと病気で、ドラマも書けず、「ハルフウェイ」だって仕上げられるかどうかわからず、
すっかり弱っていた時に
「もう、私はダメだ。こんなに何にもできなくちゃ、ダメだ。新しい人だって、いっぱい出て来るだろうし、忘れられる」
というようなことを言ったら、彼はこう言いました。
「北川さんは、ティファニーだから大丈夫」
と本物のブランドものだから、流行に負けることもないし、
いつまでだって、輝き続ける、という意味だったように思います。
忘れられない一言です
いい友人…というか、同士…を持ちました。
心の底では、とても尊敬しています。
「岩井俊二」は、私が日本で一番好きな、もしかして、いや、多分きっと、世界でも一番好きな映画監督です。
au「恋ばな」用に頼まれて書いたサイン。
「恋ばな~スイカと絆創膏」というタイトルなので
野の花さんが、スイカと絆創膏と包丁を描いてくれました。
これ、当たった人、もしこのブログ読んでたら教えてね。