大学病院から、転院して、緩和ケア病棟へ入ったのもつかの間...。

子供たちとの時間を作りたい...。
その思いで、1週間で家に帰ることになりました。

急遽、準備してくださった、電動ベッドの準備もok…。吸引器も貸してもらえました。訪問看護師さんも毎日、入ってくださることになりました。

私の両親が家事を手伝ってくれることもあり、私は、主人の事だけをお世話すればよい状況で、助かりました。

そして、主人は、救急搬送されて以来、家に帰ってくることができました。
ベッドの状態ではありますが、子供たちにとっては、お父さんと暮らす大切な時間が戻ってきました。

リビングで話す会話の中に、楽しくみんなで見て笑うテレビを見るなかに、お父さんも一緒です。

子供たちが、朝起きて、「おはよう」「行ってきます」「ただいま」と言える...。

在宅で、看るといっても、介護するのは、私一人なので、しばらくしたら、また、病院に戻ったり、また、家に帰ったり...といったようなことができたらいいなと思います。

家では、時に子供たちにも一緒に体を拭いてもらったり、手浴、足浴、してもらったりしました。
一緒に父のことをしてもらうことで、子供たちにも大事な時間を過ごしているのだという思いで...、また、毎日、父の日だと思ってお父さんに声かけたりしようね...と、話しました。

主人も、家にいるのがわかっているようで、子供たちの声には、返事をしていました。

痙攣もなく、血圧や呼吸状態も安定しており、穏やかに過ごすことができました。

そして、10日が過ぎ...、お薬もなくなったタイミングで、4/25、再び病院に戻りました。

その日、主人に「今日は、病院だよ...」と伝えると、
「今日、かえれるの...?」
「しばらくって...(どれくらい)?」
「1週間は、ながい...」
などの発言がありました。なかなか、最近は言葉を発していなかったので、よほど家がいいのだという、意思表示でした。

そうですよね。
家にいるときも、穏やかな顔をしていました。
子供たちも、今度はいつ帰ってくるのかと...、すでに、寂しく、待ち遠しくしています...。
「学校から帰ってきたら、お父さんが居なかった...。寂しかった...」と。

なので、次は、GW後に帰ろうと計画しています。
GWは、子供たちの大事な大会があるので、私もそちらに行ったりしようと思っています。

今度はもう少し長く家にいられたら...と、思います。

主人が家にいる間は、こんな状況でも、安心感からか、子供たちの笑い声が響いていました...。

ベッドのままでも、そこにお父さんがいてくれるだけでいいんですよね...。

安定した日々が長く続きますように...。