リガを堪能した後は電車でリトアニアへ。

最終目的地の首都ビルニュスの前にシャウレイの丘へ。


何もない自然に囲まれたのどかな地域に突然、山のような十字架で形作られた丘か出現します。
ロシアによって処刑された人々を悼んで建てられたのが始まりのようですが、今でも十字架は増え続けてるとか。

バルト三国は第二次世界大戦開始直後からソ連に占領されていました。いずれの国にも当時ソ連が実際に拘置や拷問、処刑に使っていた建物がそのまま残されていて見学ができます。美しいバルト三国の負の側面です。あまりに残酷な史実に苦しくなりますが、二度と繰り返してはならないと強く思いました。ウクライナにロシアが侵攻した際、これからの施設で行われていたことを思い出し祈らずにはいられませんでした。

1989年には100〜200万人の人々が抗議の意を示して手をつなぎ、三国の首都タリン、リーガ、ヴィリニュスを人間の鎖で結び、独立へとつながりました。ただ、今でもバルト三国はロシアの脅威にさらされ続けています。