何気ない一言から人生が動くことがある

ハロートークで何気ないやり取りをしていたある日のこと。

私はふと彼にこんなメッセージを送りました。

「実は私、結婚相談所で働いた経験もあるので
恋愛についてはいつでもアドバイスしますよ!」

きっとその時の私は、
特別な意味を持たずに言ったのだと思います。

同じような会話の流れになれば、
きっと他の人にも同じことを言っていたはずです。

ところが彼から返ってきた言葉は、
予想とはまったく違うものでした。

「それは嫌です。」

え?

と思っていると、続けてこう書いてありました。

「僕はあなたと
友達以上の関係になりたいです。」

一瞬、頭が真っ白になりました。

え?
なに?
これはどういうこと?

訳がわからない状態でした。

ここ数年、
こういう男性からのアプローチは
すべてスルーしてきました。

いつもなら
すぐにお断りしていたと思います。

なのにこの時はなぜか

「誠意を見せてもらえれば考えます」

と返していました。

自分でも

「え?なにそれ?」

と思うような返事。

でもその時の私は
不思議と断らなかったのです。

今思うと

人生って
こういうほんの一言のやり取りから
大きく方向が変わることがあるのかもしれません。


実は後で彼に聞いたのですが、日本人って必ず告白が必要な国民なのではと思い告白したとのことです。

確かに台湾人同士は告白がなくいつの間にか付き合ってるというカップルが多いです。

日本人って普段曖昧にしてることが多いから付き合う時は逆にハッキリさせたいのかもしれません。

もちろんみんながそうではないと思いますが、他の国の人と比べると告白は結構必須かなと思っています。

その頃の私は、
ただ「会話を楽しんでいる」だけでした。

お互いの文化の違いの話や、
台湾の食べ物のこと、
日本と台湾の家族観の違い。

たわいもないやり取りが
毎日の習慣のようになっていました。

朝起きると彼からメッセージが届いていて、夜寝る前にもやり取りがある。

でもそれは恋愛というより、
“日常の一部”のような感覚でした。

彼は時々、自分の結婚生活のことを話しました。

もう気持ちは戻らないこと。
でも憎しみがあるわけでもないこと。
ただ、タイミングを待っていること。

私はその話を、
少し距離を置きながら聞いていました。

どこかで思っていたんです。

「これは私には関係のない話」

だって彼はまだ既婚者で、
私はただのネットの友達。

それ以上でも、それ以下でもない。

でも不思議なことに、
彼とのやり取りだけは
なぜか続いていきました。

他の人とは自然とフェードアウトしていくのに、彼とは続いている。

理由はわからないけれど、
なぜか続いている。



おはよう、おやすみと毎日挨拶がくるようになった。

私はただ、普通に話しているだけ。

特別なことは何もしていない。



ほんの少しだけ

「もしかして?」

という感覚が芽生えました。

でも私はすぐにその気持ちを打ち消しました。

だって、
彼はまだ結婚している。

私は恋愛をしようと思って
ハロートークをしているわけでもない。

そう、自分に言い聞かせながら。

けれど人の心は、
自分で思っているよりも
ゆっくり、静かに動いていくものなのかもしれません。


不思議なことに、アカウントは復活していました。

そして、毎日の投稿も再開していました。



あの「私に謝罪しろ」と言った男性からのメッセージも来ず、投稿も見かけることはありませんでした。


ようやく、平和な毎日 が戻ったのです。



そんな中、またある男性からメッセージが届きました。


「こんにちは。
戻ってきて良かったです。
心配していました。
自分が何かしてしまったのではないかと心配していました。
どうかお元気で。」



私は思わず目を丸くしました。
え?どういうことだ?
なんでこの人が私に謝るの?