自宅にて、節分のレッスンを行いました。
節分について学んだ後は、節分のテーブルコーディネートを。
和のテーブルには季節感は欠かせないものです。
ただ、見立てよりもマナーや知識が必要で、絶対に間違ってはいけない作法もあるため
しっかり学んだ上で自分のスタイルを作る、と恩師からも教わりました。
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◆テーブルクロス
フォーマル感を出したく、白を使用しました。
白は1枚あると、フォーマルにもカジュアルにも様々使えるので便利です。
◆センターピース
テーブル中央に置くオブジェのことで、テーブルのテーマやイメージを表すオブジェです。
今回は節分の室礼をおきました。
高さをだすと演出力が増すため、プレートの下には枡をおいています。
鰯、柊、豆、あたり棒と鬼の苦手なものを盛った盛り物です。
豆は福豆(炒った大豆)ではなく、生の大豆を盛っています。
(生の大豆の方が投げつけられたときに痛いそうです・・・)
あたり棒とはすりこぎ棒のことですが、すり(失る)は忌み言葉なので、
あたり棒という言い方をします。
◎材料 鬼面、大豆、鰯(焼きうるめ)、柊、あたり棒、四方紅
◎盛器 一合枡、ストーンプレート、プラスチック枡(黒)
◆折敷
折敷は島安汎工芸製作所のものです。
この折敷と、枡を使って直線を意識したセッティングにしました。
黒い枡は、プラスチック製で、ダイソー(100均)のものです。
◆お箸飾り
このお箸飾り、和のテーブルコーディネートのときはすごく重宝します。
「cohana」というブランドのものです。
箸を抜いた後は、箸置きにもなります。
組み立て式で、保管にも困らないから◎
最後に、お品書きをセットしてコーディネートの完成です。
柊の葉と、ナンキンハゼの実も一緒に。
ナンキンハゼの実は、豆に見立てています。
食事は、お客様が来られてからお出しするスタイルをイメージしているため
テーブルセッティングは一旦ここまで。
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レッスンでは、この後、節分の料理の紹介や器の紹介をしました。
そして、最後に季節のお菓子とお茶をお出ししました。
折敷にお菓子とお茶をのせて。
「無病息災」の願いが込められたお菓子で、節分にぴったり。
読みも同じく「むびょうそくさい」
味は、プレーン、ショコラ、無花果の3種類があります。
個人的には無花果がおすすめです。
◎椿の花/菓匠清澖院
節分の翌日は、立春。
木偏に春とかく、椿の花は春の象徴です。
椿の花を模したすてきなパッケージだったので、こちらも用意。
せとか(柑橘)の餡がはいっていて爽やかな味です。
◎福豆茶
お茶の中に福豆(節分豆)をいれたお茶です。
最初に、フライパンで福豆を軽く炒って、湯呑に3粒ほど入れます。
その上からお茶(緑茶やほうじ茶、お湯でも)を注ぎます。
豆の香ばしさが加わっておいしいです。
3粒なのは、3が吉数だからですが、特に決まりはなく何粒でもよいそうです。
また節分豆が余った時などは、急須にお茶の葉と豆を一緒に入れて飲むのでも
良いそうですよ。
こちらは、「福は内」の室礼です。
◎材料 福面、福豆(HIGASHIYA)、椿の花、立春大吉の紙、懐紙(京都嵩山堂はし本)、和紙
◎盛器 半月盆、木箱(HIGASHIYA)、パレスプレート(1616/arita)
節分の翌日は立春ですね。
立春についても少しふれました。
立春大吉
「二十四節気」のはじまりは立春。
立春の日に「立春大吉」と書いた紙を柱や玄関に貼るのは、
一年を無事に過ごすためのおまじない。
鬼や厄を除けてくれる立春大吉の札を授与するお寺や神社もありますが、
お手製の札を作ってもよいそうです。
貼るのは、大人の目線より上の方で、玄関や神棚もしくは鬼門(北東)の方向だそうです。
禅宗である曹洞宗(そうとうしゅう)の開祖・道元が伝えられたとされ、すべての文字が
左右対称であることから、バランスや安定に通じる縁起を担いでいるとのこと。
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小人数でのレッスンだったので、本当に和やかに落ち着いてレッスンができました。
参加してくださった皆様、ありがとうございます。
次の記事に節分のお料理のこと書きますね。
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