生き難い国、アメリカ | ロザンゼルスのはじっこ生活

ロザンゼルスのはじっこ生活

ベトナム系アメリカ人の主人と結婚を機に渡米。3年半のIrvine生活、1年3ヶ月の広島生活を経てロサンゼルスカウンティのはじっこの街に引っ越してきました。

最近、同僚(26歳独身男性)が体調を悪くすることが増えました。病欠したり、早退したり、仕事中も注意力散漫な感じ。

どうしたのか事情を聞くと、週末もレストランでバイトをしていて疲労が溜まっているんだそう。

先日は、歯が痛いといって早退しました。震えていてかなり辛そうだったんですが、次の日に市販の痛み止めを飲んで出社。

歯ばっかりは放っておいて治るものでもないし、震えるくらい痛いのなら神経が蝕まれていることを疑ったほうがいいと歯医者に行くことを勧めたのですが、どうやら保険には入っていない様。(彼は派遣なのでうちの会社で保険のベネフィットはありません。有休もなし。)神経治療、しかも保険なしなら膨大な治療費がかかるので、歯医者に行くのを渋っているようです。

私はそれを聞いて、なんだかものすごーく切ない、やり切れない気持ちになりました。
4大を出て、派遣とはいえフルタイムで働いて、週末にはバイトもして、それでもカツカツな生活の彼。彼は日英バイリンガルというわかりやすい強みもあるのに。
保険については彼が『若いし体も丈夫だから大丈夫』という自己判断で入っていないのか、保険料を払えないから入っていないのかわかりません。

でも、先進国で、世界一の経済大国で、調子の悪いときに気軽に病院に行けないなんて絶対に間違っていると思う。その分この国の税金安いかっていったら、そうでもないし。

でも、きっとアメリカには彼みたいな若者が沢山いるんでしょう。

特にカリフォルニアは、家賃も高いし、車は必須だけど維持費もかかるし、大学出たての社会人は生活大変なはず。

次の大統領が誰であれ、99%の私たちが住み良い国づくりを目指して欲しいものです。

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