自分らしく生きよう
という風潮がある昨今の世の中
それは、これまでの
『個性をころして、横ならしに
みんな同じようにすることが良し』
とされた時代の反動
できっと出てきているのだろうと思う。
そういう意味では、
前時代的な生き方は
もうこれからは通じない
これまで親の世代が当たり前としてきた
価値観をそのまま継承して
次の世代に受け渡す
ということに終止符を打って
新たな価値観を創造して
次の世代、自分の子どもたちへと
継承していくという切り替わり
の時代でもあるけれど
わたしは
『自分らしさ』
というものに対して
大きな違和感をもっています。
潜在意識や心理、神経心理学
の観点から
わたしが感じることを
今日はお伝えさせてもらいます。
『自分らしさ』
『自分らしく生きる』
という、なんだか
流行り言葉
みたいに簡単に便利に使われている
この定義。
でも・・・・
じゃあ、
あなたにとっての
自分らしさの定義って
なんですか???
って聞かれて、
言語化できる人はきっと少ない。
言語化できないものは
行動しようがない。
『自分らしさ』の正体とは
わたしの主観ですが・・・
自分らしさとかけまして
カニカマと説く
その心は
どちらも、
”風”なだけで”本物”ではない
座布団くださいw
以前投稿していたインスタストーリー
自分らしさというものは
潜在意識の観点からいうと
幼少期からの、生育環境の中で
親、先生、友達、テレビ、社会
の中から拾ってきた
他人の価値観の寄せ集め。
親や先生など、大人から
言われたこと、接された態度、
雰囲気などなどから
自分が捉えたこと
を、まるでラベリングするように
『自分自身にペタっと貼り付けた』
価値観に過ぎない。
それらを『自分とはこういう人間』
で『こうあるべき存在』というものを
ペタペタと沢山貼り付け続け
出来上がったのが
アイデンティティ。
そして、そのアイデンティティが
パターン化されて、
無意識の反応として、
生活の隅々においてにじみ出るのが
性格。
そして、それらは潜在意識に深く刻まれ
『神経心理学』的に言うと
常にその定義から外れないよう
外れた時にはアラートが
出るようになっている。
そこから外れた際には『不安』や『恐れ』
などを感じる神経伝達物質が分泌されて
それらを感じ取った身体は
元に戻ろうとする『ホメオスタシス機能』が
働き、なんとしても元に戻そうとする。
でも、これは単にシンプルに
『身体に細胞レベルで長年訓練させた
自分らしさの定義と、それに沿った自分で
居られている時の安心感を感じさせる
神経伝達物質への、依存』
が変化を起こさせない、学問的な理由。
私達の身体を構成する36挑の細胞には
1つ1つレセプターというものがついていて
神経伝達物質(ホルモン)を
受け取るようになっている。
細胞はこれを栄養源の1つとしています。
そのレセプターは、
『よく分泌されるホルモンの型』
に合わせて、レセプターの形を変える。
細胞は、存続・維持(という役目)
を全うするために
出来るだけ多くのホルモン(栄養源)
を受け取る必要があるため。
このレセプターが『不安』を受け取ることに
慣れていると仮にして、
急に『喜び』が出てきたとしても
(インサイドヘッドみたいw)
『受け取れない!』
『まずい!このままだと細胞が飢餓状態になる!』
とテンパる。w 細胞パニック!
で、アラートを出す!!!!
(今細胞のなんかの映画やってるよねw)
『ダメだよ!!!不安を出してくれなきゃ死んじゃうよ!』
というのです。
この細胞のレセプターが、
新たなホルモンの型を受け取りやすくなるよう
レセプターの形を変化させるまでに掛かる時間が
およそ21日間。
これが習慣化というやつの正体です。
さて自分らしさに話を戻します。
『自分らしさ』
とは本当の自分自身そのもの
ではない。
ここまで、生き延びるために
培ってきた『スキル』のようなもの。
自分らしさと、自分そのもの
カニカマとカニは
似ているようで別物なのと同じように。
『自分らしさ』という自分でも
言語化できないような謎の定義は
実はどこかで自分を縛る檻にもなりうる。
本当に望んでいることは○○
だけど
自分の中にしみついた『自分らしさ』
を手放すのが怖くて、現状維持
自分の中にしみついた『自分らしさ』
は、過去のどこかで他人から
拾ってきた価値観にすぎないかもしれないのに、
それを『自分の一部』と捉えていると
『それを手放すことは死を意味する』
(細胞がそう感じちゃう)というくらい
『自分らしさ』が固着し、
癒着し、執着しちゃう
そして、
それが自分を縛る思い込みに変わる。
「自分には無理」
「自分にはできない」
というような言い訳を使って。
今年は蛇年。
脱皮の年
とも言われますね♡
自分らしさ
は、表現するものというより
周りに順応するために貼ってきた
レッテル、付箋を剥がして
脱ぎ捨てて脱ぎ捨てて
自分を守るために
何重にも重ねて覆っていた
皮を1つ1つ丁寧に剥がしていって
自分そのもの
に戻るために活用するもの
でも・・・
自分そのものとは?
本当の自分とは???
それって何???
どうやってわかるもの?
それは
『自分をもっと深く知る』
ことと、そして
あなたが、
生きる喜びを感じるもの
をベースに感じてみてほしい。
考える、んじゃなくて
感じること。
あなたが、生きる喜びを
細胞が沸き立ち震えるような
この地球に来てよかった!
って感じること
自分の内側から光が漏れ出ちゃう!
ように感じること
それが、本当の自分。
絶対にいる!!!
絶対に絶対にいるw♡
てか、それなしで地球に来ることは
できないから!!!w
細胞が震える、心が喜びに沸き立つ
それを「感じている自分」
が本当の自分。
もっと言うと・・・
それを感じている自分を
客観的に観察している自分・・・
(伝わるかな・・・)
恐れに打ち震えているのは
本当の自分じゃない
偽我、ただのエゴ。
蝶は、芋虫の時でも
自分の正体が芋虫だとは思ってない。
自分が蝶になることを知っている。
でも、芋虫が蝶になる時は
さなぎの中で実は一度
ドロドロに溶けている。
仮の姿に固着せず、執着せず
ドロドロに溶かして
『生まれてきた本当のあるべき姿』
へと変貌を遂げる。
でも、その過程では必ず
一度、ドロドロに自分を溶かす
というプロセスが絶対に必要不可欠。
それを恐れず、仮の姿を手放せるのは
『本当の自分のなるべき姿』を
深いところで知っているから。
そういえば
2月3日は立春だ!!
本当の自分へと
脱皮していくような
自分らしさ
で満足するなんてもったいない。
自分そのものへと返り咲く
自分そのものを満開、爛漫に♡
生きてあげようじゃないか♡
最後に
数年前にインスタであげていたストーリ♡