アトランタ空港で、無事アメリカ入国を果たし
次の乗り換えまで5時間ほど。
お腹がすいていたので
TGIfridayに入ることに♪
飛行機が飛び立つ景色が見える窓際の
席に案内してもらい
いざメニューを眺め始める。
そして、エリカはここで気づいた。
『わぁ、やばいこれみんなに説明するところから
始まるんじゃん・・・』
と。
日本は、メニュー表に結構沢山写真が
載っていたりして、
「何を頼みたいのか」
「何を頼もうとしているのか」
がわかりやすい、想像しやすいけど、
アルファベットの羅列のみ
のメニューはなかなかハードルが高い!
6人家族、わたしを除く5人の
質問に対していちいちメニューを見て
「まずは自分で理解して→
日本語に訳して→要点をまとめて説明する」
という作業を何度も何度も何度も何度も
繰り返す・・・
ものすごく頭を使います。
フル回転です、しかも繰り返し何度も。w
ある程度決まったところで注文をすることに。
アメリカのレストランは
各テーブルごとに担当のウェイターがつく
というシステムで、
席に案内してくれた人が、自己紹介をしてくれる。
「わたしは○○で、あなたのテーブルを担当させてもらいます」
と。
で、その人以外のウェイターさんを呼び止める
というのは、ちょっとしたマナー違反なのだとか。
(日本だとどの店員さんでも声をかけて注文するけど)
なので、その担当のウェイターさんが来てくれるまで
待たなければならない、
その代わり、結構頻繁にテーブルに様子を見に来て
「Is everything OK? Is there anything you need?」
「どうですか?何か必要なことはありますか?」
と聞きに来てくれます。
で、注文をし始めて
またもやエリカはここで気づくことになる。
ウェイターさんが
こちらが注文したメニューについて
「○○はどうしますか?」と質問をしてくる。
それを、まずはわたしが正確に聞き取って
理解して、すぐに翻訳して、家族に日本語で説明して
家族が日本語で言ったことをさらにまた
英語に翻訳しなおして、ウェイターに英語で伝える
という作業が生まれるということを。
これが超高速で行われなければいけない
まずは、ウェイターさんが英語で言ったことを
一瞬で聞き取って理解するのも結構大変!!!!
もう途中でちょっと心が折れそうに
いや、ちょっと折れました。
「この先1か月ずっとこんな感じなのか・・・
わたしはとんでもない
荒行に足を踏み入れてしまったようだ・・・」
と。この地点でちょっと半べそです。
それを何度も往復でやり取りして
やっとのことで注文完了して手元に料理が。
まずは無事入国できたことに乾杯!!!
かなりボリューミーなプレートの数々を
頑張って家族で協力して食べました!
わたしが頼んだBaby back rib
骨の部分から
フルーティーなBBQソースで味付けされた
お肉がホロホロと取れて
だけど噛み応えがちゃんとあって
すんごく美味しかった♡♡♡
食べ終えて、お店を出る際の会計。
今回の旅で夫の意向で
なるべく「現金払い」したいとのことだった
(このキャッシュレス化の時代に)
ので、現金払いをするにあたり
伝票のフォルダーに現金を挟んで
担当のウェイターさんにお渡しする。
「あれ、チップってどうするんだっけ。。。?」と
戸惑う・・・アメリカに15年前に来て以来
来ていないし、勝手がわからない
ひとまず、支払いとは別で、飲食代の20%ほどの
現金をウェイターさんに渡しました。
(チップはそのままテーブルに置いて帰る
という方法が昔は普通だった)
で、飲食代がたしか92ドルくらいで
100ドルを渡したので、8ドルお釣りがくる計算。
しかし、待てど暮らせど、お釣りを渡しに来てくれる
様子がないぞ・・・・・はて・・・?
と、もう良くわかんないから
担当のウェイターさんに
「あの・・お釣りがあったかと思うのですが?」と
聞いたらば
「あ、そうね。」とさっきまでの笑顔はどこへやら!
怪訝な表情で、お釣りの1ドル札を数えだし・・・
無言で手渡されました。。。
この時エリカは
「え、え、え、えぇぇぇ!!
さっきまでめちゃ愛想よかったやん!w
接客終わったらそうなるん?!?!
ん???わたし何か間違ってたかな・・・?」
と思った!!!!
そして、あとから気づいたのですが、
現金で支払う時は、多めに渡して
「そのお釣りはそのままウェイターさんのチップとする」
のが慣習だったのです!!!
(一応別でチップ渡してたんだけどね~)
日本でお釣りをもらえるのは
当たり前、普通ですが
こちらではむしろ
「お釣りがいるなら、お釣りがいるよって
自己申告する必要があるのだ!!!!!!」
もうね、
本当に当たり前とか普通って
ない
んですよね!!!
この自分の思い込んでいる
「当たり前・普通」
の概念が、
この先ずっと1か月間
ぶっ壊され続ける毎日が
このアトランタ空港からスタートしたわけです!