「おもひでぽろぽろ」
あのジブリ映画の。
先日やっていたから、録画してたのを
お風呂はいってから今までずっと見てました。
もう小さい時に何度も観てる映画。
なのにね、わたしね（笑）
小さい頃は、
おもひでぽろぽろの主人公タエコの小学校5年生の回想部分しか観てなかったんだ（笑）
っていうのもね、
ちょっとこれは、おもひでぽろぽろを観たことない人には伝わらないと思うんだけど、
主人公のタエコは２７歳で、
小学校5年生の時のタエコは当時都内に住んでいた、いわゆる都会っ子だったから田舎に憧れていたのね、
で！！！！
今の27歳のタエコは
山形に旅行に行く中で小学校5年生の頃の自分を重ねて旅行をしていくの！！
だから、つまりは27歳の現在のタエコが主なわけなのに、
私は小さい時、その''現在のタエコ''の中に出てくる会話が難しかったから
小学校5年生の回想シーンのタエコの方ばっかり見てて（笑）（笑）
大人バージョンのタエコのところは全然観てなかったの！
それを思い出してさ（笑）
久々にまた録画して、今回はぜーーーーんぶ、大人バージョンのタエコの場面もみてみました（笑）
おもひでぽろぽろ、
素晴らしい作品ですね。
びっくりしました。（笑）
小さい頃の自分は、ただただタエコ可愛いなー。位にしかみてなくて（笑）
まさかこんなストーリーがあったとは今日まで思いもしなかった。
ストーリーを全部話しちゃうと長くなるし
まだ観たことない人もいると思うから書けないけど、
何箇所か、すごい衝撃的なシーンがあったのですが、
「分数の割り算」って、
分母と分子をひっくりかえしてかけ算するじゃないですか！
あれね、この主人公のタエコも
めっちゃ苦戦して未だに理解しがたいって言ってたんですよ。
で、それね、わたしも未だに納得いかなくて（笑）
まず私の場合は何故、割るのに掛けなきゃいけないのかもわからないんですが（笑）
タエコは、公式じゃなくてちゃんと具体的に知りたかったんです（笑）
わたしもまさにそうで！！
（笑）
なんかこのおもひでぽろぽろでは、
「分数の割り算をすんなり解けた人は人生もすんなりうまくいく」
って言ってたんだよね。
ちょっと、なるほどなって思ってしまいました（笑）
私も、どうしても公式があったとしても
何故？っていう理由までがわからないと出来ない人間でした。今もそうです。
多分素直な人間は公式があるなら、
それにただ従うだろうからね。それが人生うまくいくポイントなのかな？
ふふふ
タエコもそうだけど、わたしも
勉強できないくせにこだわりが強いんだよね。ヽ(；▽；)ノ
うーん、
人生、すんなりいかないっぽいですw
（笑）
でね！！！
もう一つ衝撃的だったシーン。
5年生の時にタエコのクラスに
''アベくん''っていう転校生がやってくるの。
その子は貧しい家庭だったみたいで
着てる服もボロボロで髪もボサボサ。
手には垢が付いててすごく汚かったんだって。
だからクラスの皆はそんな彼のことを嫌いで
影で悪口言ってたんだって。
これさ、多分皆経験あると思うんだ！こういう場面！！
私ももちろんあってね、
でも影で悪口言うことはいけないことだって
頭でわかってたから言わなかったった。
けど、自分も本当はその人のことが皆と同じように嫌いだった。
うん、あったなー。
けどさ、それってどっちが正直者なんだろうね。
自分もその人のことを嫌いというか、そんなにいいように思ってなくてさ。
でも周りはその人のこと悪く言ってて。
でも悪口は影で言っちゃダメって思ってて言わなくってさ。
そう、タエコもそうだったの。
そしたらアベくんは、またその学校から転校することになってね、
最後にクラス全員と握手してお別れをするように先生に言われてね、
もちろん握手だなんて、そんな汚い手とするのは嫌だーって、クラス中の皆はザワザワしだしたの。
アベくんはその空気には気づいていたけど
それでも皆と握手したんだって。
でね、最後にタエコと握手することになったとき、
「お前とは握手してやんねえよ」
って言われたんだって。
タエコは、アベくんに自分の汚い心をぜーんぶ見透かされたような気になったんだよね。
(※最終的にはアベくんの感情は違うことがわかったんだけどそれは是非映画をみてみてね！)
なんかさ、それすごいわかるなぁ。
いつも、いい子なフリをしてたタエコは
27歳になっても「あの頃のまんまだ私は。」ってなるシーンがあってね、
私もそれは心に刺さったなー。
でもきっとこれって何が正しかったのかわからないよね。
皆が正しかったとも思えないし、タエコが正しかったとも思えないし。
もちろん今でも私は、どっちが正しいとかわからない。
多分、答えは無い。と思う。
そう、全体を通しておもったのは
「おもひでぽろぽろ」は
昔の、他人の目ばかり気にしてうまく表現できずに頑固で本当の気持ちを言えなかった自分と
今の自分を重ねて、人生の中で本当の自分を見つけていくというか、どんなことが正しいとか間違ってるとか、答えもないような答えを探すというか、迷うというか。
どんなときの自分にも当てはまるような物語だな、と思いました。
誰もが人と違うことを恐れるのが普通だと思うし、(いや、普通なんてものがこの世界にあるのかどうかもわからないけど。（笑）
間違うことを恥ずかしく思うと思うし、
汚い心も必ずどこかにはあるし、
でも優しい気持ちも必ず皆あるし、
結局私は自分の生まれてきた意味とか
そういうのって、
神様が「っしゃ、お前！修行してこーい！」みたいな感じで
ポーンっと、探しにいってこいや。と言われてやってきたような。（笑）
そんな感じがしました。
生まれてきた理由とか意味とかは分からないけど
たぶん、私なら
せっかく生まれてきたから、
死ぬまでの間に、自分が本当の自分に出会う瞬間を見つけてみたいなー！（笑）
たぶん、それを探してるんだと思う！
前もそんなことをブログに書いたけどね。
歌ってる理由もそれと近いかもしれない。
「自分」とか「僕」とか「私」とか
いつも何かに疑問を持ってたりする歌をつくることが多いから（笑）
私は私の中に、自分もいるし、僕もいるし、私もいると思うんだよね。
それは、オカマとかって意味じゃないよ（笑）
(あ、私は女だからオカマって言わないか。なんていうんだっけ（笑）)
たぶん、何人もの自分が自分の中で彷徨ってるから
だから、言葉で表現するのに限度があると思って
歌を歌ってるのかもしれない！
前にも書いたけどw
変えたいんだよね！何を変えたいんだろう（笑）
何かが違うからずっともやもやしてて
何かが違うからずっと探してるんだとおもうんだよね！
まあ全部、「思う」だけだから確定的なことって何にもないんだけどね。
でも人生の中でって確定的なことってほとんどないとおもう。
そんなこと、色々思いました。
うー！寝る前に観てよかった。
宮崎駿さんに会って話してみたいな。
会ったら何を話したらいいんだろ（笑）
多分、フッツーの話しかできないと思うけどw
では、そろそろ寝ないとー！！！！！！やばい！
まだ風邪っぴきの身分でしたw
おやすみなさい！
渡辺恵梨花