東日本大震災の数年後、とある沿岸部で地元の人が
「この集落では1人も犠牲者が出なかったんだ」と話してくれました。。。聞けば
「ここは海がよく見える。地震の後の引き波が凄くて、大きな津波が来る」と
声を掛けあってより高台に逃げたそうです
そして・・・・
「海のそばで暮らし、海で生きてくものはいつでも海の様子が気になるんだ」
「台風が来ても、地震が来ても海がどうなってるか?が一番気になるんだ」
「防潮堤が計画されてて、それが出来れば海が見えなくなる」
「みんな高台に移住するんだから防潮堤は要らない、誰もがそう思っている」
「海が見えなくなる不安なんて、役所も政治家も分かってくれない」
少し不機嫌そうに、そう話してくれました
スミマセン、私がここに来てるのは防潮堤建設と無関係ではないのです。。。。
彼が要らないと言ってた防潮堤はもう完成してるんだろうなあ
もうすぐ10年だけど、あのオジサン元気で海の仕事してるかなあ?
何もない時は防潮堤の上からでも良いので・・・海を見ていてほしいなあ!