今年1月9日、いつも通りSNSを開いたら
アリス九號.の公式アカウントから9月3日をもって無期限活動凍結すること知った。
凍結するって知った時の私のリアクションは、
びっくり ➡ あぁ、やっぱりね(納得) だった。
別に確固たる根拠があったわけじゃないけど、私の中ではいつからか・何となく・何らかの形で”終止符”が来ることを感じてた。
だから、その予感が現実になった驚きと共にすぐに受け入れて納得できたんだよね。
あんなに大好きだったのに。
別にバンドに対して冷めたとか、飽きたとかじゃない。
ただ彼らの目指す音楽の方向性が、自分の嗜好とずれてしまっただけ。
『ロック&EDM』で新たな世界観と音楽性を構築した彼ら。
EDMが苦手というわけじゃないけど、
私はなぜかV系ロックにEDM色が強い音楽は前々から苦手だった。
上手く言い表せられないけど、美しいアコギのアルペジオと無機質で淡々と音を出すメトロノームを同時に聴いてる感じ、、。
なんか、V系ロックとEDMが合わさると不協和音に聴こえてしまって聴けない。
6thアルバム『Supernova』はまだ聴けてた。
でも7thアルバム『IDEAL』からは完全にEDM色全開で、私には終始不協和音にしか聴こえなくて。
それで徐々にアリスの音楽から遠のいていった。
だから彼らの情報も全部はちゃんと把握できてない。
気が付いたら『2.5次元バンド』なんてキャッチフレーズ(?)がついてるし。
気が付いたら楽器を置いてステージで踊ってたりするし。
自分の知っているアリス九號.とは少しかけ離れていた。
でも『アリス九號.』というバンドが私に与えた影響は大きい。
貴方たちに会えたことで、私のヴィジュアル系に対する固定概念を壊してくれた。
あんなに毛嫌いしていたヴィジュアル系を好きになることができたし、
新しいバンドを知ることができて、いろんな音楽に出会わせてくれた。
そして貴方たちが自分の殻を打ち破ろうとして作り上げた3rdアルバム『VANDALIZE』に出会えたおかげで、
音楽の素晴らしさに気づかせてくれた。
なかでも『昴』は私にとって人生で大切な曲になっている。
私が思春期の不安定な時期にこの曲に出会えたことで、どんなに救われたか・・・。
貴方たちの居る時代に生まれてよかった。
貴方たちの音楽に出会えてよかった。
19年間、ずっと同じメンバーで活動してくれてありがとう。
凍結するその日までも、凍結してからも、陰ながら応援しています。