ブログを始めるときに、

双極性障害を抱えている方の希望になれたら

という思いがあったので、書いてみます。

すごく長くなってしまうかもしれませんがすみません。

 

双極性障害とは、躁状態と鬱状態を繰り返す病気で、

躁の状態によってⅠ型とⅡ型に分類されます。

(素人知識の為、間違いがあったらすみません。)

私はⅡ型なので、躁状態は軽度で、

鬱に悩まされることのほうが多いです。

 

発症したのは高校生だった17歳の時でした。

高校進学と同時に一人暮らしを始め、

医学部進学のために、

睡眠時間も食事の時間も削って勉強していました。

毎日3時間寝ればいいほうで、

体重も40㎏あるかギリギリくらいまで

減ってしまっていました。

 

高校3年生の時に、

スクールカウンセラーさんと保健室の先生の勧めで、

精神科の病院に通院し始めて、

そこで適応障害と睡眠障害と診断を受けました。

1年ほどその病院に通う中で、

診断が双極性障害に代わりましたが、

双極性障害は診断が難しい病気で、

治療中に診断が変わることはよくあることのようです。

 

双極性障害になって、学校は保健室登校になってしまい、

あと1時間休んだら留年というところまで

追い込まれました。

憧れだった高校を退学するのはどうしても嫌で、

担任の先生にも恵まれて、最後は気力で卒業出来ました。

 

双極性障害を発症して、もう7年目になりますが、

ここまでくるのに本当に苦しいことがたくさんありました。

躁状態の時には、

自分でも理解しがたい行動をとってしまい、

人間関係もぐちゃぐちゃになりました。

鬱状態のときは、

過食に走り2か月で10㎏近く体重が増えたこともあります。

一生こんなループの中で生きていかなければならない

ということに耐えられなくて、

自殺未遂をし、閉鎖病棟に3か月入院もしました。

今でも袖の短い服は着られません。

 

あの頃は、この苦しさが一生続くという

絶望感でいっぱいでした。

でも、今は上手に付き合うことができていると思います。

理解してサポートしてくれる家族と恋人に恵まれ、

週4ですが仕事もして、

夢だった大学にも通えています。

3年前には想像もできなかったことです。

 

よくなったきっかけは、

自分の中で2つあると思っています。

1つ目は、自分に合った主治医が見つかったことです。

私に合う薬が見つかってから、

生きることが本当に楽になりました。

2つ目は、思い切って自分がいた環境を捨てたことです。

20歳の頃から専門学校に通っていましたが、

休学の後、退学しました。

一度、自分の背負っているものをリセットしてみようという

自分の中では前向きな退学でしたが、

あの決断は本当にしてよかったと思っています。

 

私にとって服薬はお守りみたいなもので、

気分の波をフラットに保つために、

基本的は一生服薬を続けなければならないそうです。

(出産や加齢の影響で服薬が

必要なくなる方もいるそうです。)

妊娠中は飲めない薬がほとんどなので、

結婚しても妊娠・出産は考えていません。

 

発症のきっかけも、今感じている辛さも苦しさも、

人それぞれ違うと思いますし、

この病気に必ず効く薬もありません。

それでも、生きていればなんとかなると私は思います。

生きていることが苦しいと思う気持ちも

痛いほど理解できます。

死ぬことが悪いことだとも思いません。

だけど、それでも、生きることは素晴らしい。

そう思える日がいつか来ることを願って

今日も生きています。