こんにちは、えりかです☆
今日は、何度聴いても顔がにやけてしまうこの一枚をご紹介♪
学生だった頃、大学の試験が終わって、
大学内の図書館のメディアルーム(CDやDVD鑑賞ができるスペース)に行って、
クラウディオ・アバド(という世界的な指揮者)の
ラヴェルばかりが集められたCDを聴いていたんです。
一曲目の『ボレロ』
曲の冒頭からずっと続いていくあのリズム、次々といろんな楽器で歌われるテーマ、そして何よりどんどん高揚していくあの感じを聴きながら、
「あ~なんて素敵な演奏だろう、なんて素敵な曲なんだろう(/ω\)」
と感激していたんです。
そしていよいよ曲の最後のクライマックスに差し掛かったそのときです。
「!???」
聴こえるはずのない何かが聴こえるのです。
「まさか、そんなこと(●´ω`●)ゞ気のせい気のせい、徹夜明けのせい」
そう思ってはみたのですが、明らかに熱い何かが聴こえるんですよね(@_@)
まさかと思いながら、もう一度戻して聴いてみると、やっぱりそこにはありました、
「人の叫び声・・・!!」
「オォーーー!」という叫び声が入っているのです(笑)
そしてそれが、
めっちゃ素敵なんです(笑)
CDの解説書を読むと、最後に書いてありました。
なんでも、
最後の数小節で、弦セクションの楽団員たちから自然に沸き起こった叫び声で、もちろん楽譜にはないけれど、効果がめざましいので、アバドの要望でそのままこの録音が採用された、
とのこと。
さすが、世界のアバド!!(ノ´▽`)ノ
その心意気とセンスに脱帽で、帰りに早速大学生協で買って帰った私でした(笑)
なんど聴いても、雄叫びに共感できちゃうんですよね!
そんな楽しみ方もできるアバドのボレロ、皆さんもいかがですか?(´∀`)