タイトルを見て、
「よくある恋愛映画でさ~、
彼か彼女のどちらかが死んじゃうってヤツじゃない?」
と、勝手に思いこんでましたヽ(;´Д`)ノ
すみません、常盤さん。
いざ見てみたら、
とても温かいお話で、
なおかつエンターテイメント性もある、面白いラストが
見所でした。
常盤貴子さん演じる主人公は、
J-WAVEのラジオパーソナリティである
久保田真生。
ある日番組に、北海道の高校生から投稿が。
「笑わないおじいちゃんを笑わせたい」と。
彼女は思わず、
理解し合えなかった亡き父親と自分を照らし合わせ、
言葉を詰まらす。
そこからつながる高校生リスナーと家族、
そして、
リスナーのいくつかの人生を挟みながら、
ラジオが色んな人の「絆」を
修復したり、新たに紡いでゆく。
「普段なかなか言えない言葉を、
ラジオの投稿としてなら、伝えられる。」
この映画には、そういった物語としての柱が
あります。
テレビが何千人という人に影響できる媒体、
ネットが時間も内容も含め選択型の媒体で、
ラジオは、ひとり一人のリスナーと
対話が出来るツール、と言える。
そんなラジオの特性を活かしたステキな映画でした。
まあ、「そんな都合よくいかんやろ~」という部分も
いっぱいあったけどヽ(;´Д`)ノ
常盤貴子さんはモチロン素敵だったけど、
私は「仲代達矢」「八千草 薫」さんの演技に
引き込まれていきました。
見終わると、
誰かに「素直な気持ち」を打ち明けたくなる、
そんな映画です。