第104回日本美容外科学会(JSAS)が、東京で、5月17日~18日に開催されます本
その海外演者として御来日されている、ベルギーの医師、Dr. Koenraad de Boulleの講習を受講することができましたアップ
キラキラ



今回の講習の内容は、ヒアルロン酸注射による合併症に関して。

時間経過や症状による原因の鑑別(血流障害、感染症、肉芽種など)と、それぞれの具体的な治療方法に関して、具体的な症例を提示しながら御教授頂きました。

また、今回面白いと感じたのは、
(※当該の患者様には申し訳ございませんがあせる

ヒアルロン酸以外の注入物により形成されてしまった肉芽腫の生検組織画像です。

ヒアルロン酸であれば、溶かす薬剤(ヒアルロニダーゼ)がありますが、それ以外の薬剤(シリコンオイルやアクアミドなど)は溶かすことはできません。

何を注入されたのか分からない場合、生検すると、注入物の形状生体反応から注入製材を予測することができるのだそうですひらめき電球
(裁判になった場合に、製材の特定が必要な場合があるのだそうです)

ヒアルロン酸やボツリヌストキシン注射は、美容医療においては大変ポピュラーで、美容の入門のような治療です。
合併症の頻度は非常に低いのですが、確率をゼロにすることはできません。

出来る限り安全に、もちろん仕上がりにも御満足して頂けるように努めよう、と改めて感じました。