改めて、


これまで約1年もの間、よく頑張ったなぁ

私の膝………,


回想場面多いので、ロンゲストに近い内容です。
マニアだけ読み進めてください猫あたま

もうこの膝とはお別れのような語り口ですが
一生付き合いますよこの相棒とは🙈

さかのぼると中国遠征を終えたあとから、とてつもない違和感に襲われていたんですが、


去年の、バヌアツ前には

この大会終わったらひとまず動けなくてもいいから頑張らせてくださいお願いと祈り、

(その後しばらくは走れないけど)
無事に乗り切ると、

今度は年越しの南アフリカ🇿🇦

こんな機会滅多にないので、しっかりこの期間だけは頑張らせてくださいお願いと願い、

すぐにマレーシア✈️

終わったらしばらく休みますから、ここだけは…お願い


気づけば、自分の状態を、ヒザの神さまに願いつづけ、時に成り行きに委ねる部分もあり(膝爆弾、いつ💥ドカンかわからない)

いつもビクビクしつつも強行突破してきました。


自分ができることは競技に対する準備とできるだけのケアだけ。
試合期間を乗り切れるか、その直後どんな状態になるかは、いわばやってみないとわからない。


ここ最近の膝の状態は、そこまで悪くなくて、
むしろこれまでで1番マシで、
ようやく膝周りの筋トレができるまで回復もしていたので、先日のWJPLも6日連続の試合、迷わず挑んでしまいましたねぇー。(状態が悪ければ連日の試合は躊躇えたと思う)

それでも素晴らしい出逢いや経験はいつだって宝物✨

何にも代えられない。

ただその代償として、私の膝の状態はトドメを刺したかのように悪化しました。

剣山、小さい切り裂きジャック、果物ナイフ、いろんな刃物が膝の中でひしめき合っているような感覚。

今はプライベートだとペンギンのように歩いていますし、職場で膝のサポーターをつけてると、プロレスの練習生みたいだ、と笑われてますハッ



ひとまず日常に影響があるのは、
毎度大会を終えるともはや当たり前のダメージではあるんですが、今回は過去最強。

ただ幸いにも、試合を終えてから、チームドクター👩‍⚕️から、膝のスペシャリストを紹介してもらえることになりました✨

予約が取れないところ、
無理を言って前倒しで時間をとって頂き、実は昨日ドクターに会いに行って参りました。


約1年間の痛みの経過をすべて箇条書きで記して、事前にチームドクターから渡して頂いてました。

それを読むだけでなんとなく見当はついていたみたいです。

一年前に一番最初に撮ったMRIを持って、
(そこから悪化して、実は夏にもう一回撮ってました…それをみて当時の先生は、何も特に変わらないと仰っていました。本当にそれなら8月から9ヶ月で超絶悪化したことにはなるけど、、どうなんでしょうかね)

当日は、レントゲンとCTとMRI
全てをこなしたのは初めて。


結果としては…………


かなり軟骨損傷が激しいと。


春先の画像と比較すると、損傷の激しさ増したみたいです。


これまでのしんどい経験として、
自分の痛みを訴えてるレベルと画像診断とのギャップ。(診断が間違いとか悪いとかではなく)

競技人生を賭けて診察室に入る自分のガチさと
クールな診断内容に正直何度も落胆してきて、
膝は、整形の外科の世界でもグシャグシャにならないと何も手立てがないんだろうかとつくづく落胆したものです。

何時間も待って待ってドクターにあって、
今やれることとしたら、特にない、と即答されてるかのような絶望感と無力感。
話を聞いたあと、待合室でまたソファーに腰掛けて呆然としたこともあったなぁ。

事実、深刻さが増さないと何もできないというのはあるでしょうね…
アスリートからすれば、ほんの小さな違いですら影響する中で、違和感をだいぶ超えた痛みを抱えているにも関わらず、『画像からは前回からそんな悪化してない🥲』
この無情にも突き返されるような時が一番辛いです。(既にこんな痛いのに、もっと悪化しないと道は開けないのか、と)

これはドクターがどうとかの話ではなくて、こういうことが故障すると起き得るよね、ということ。

そもそも、軟骨なんて血管を持たないので損傷すれば簡単に戻せる部分ではないわけで、結局ドクターはドクターで、こんな軟骨欠損、損傷はたぶん治せません!プレーはむりです!
こんなこと言えるわけないわけで。。。

都度、痛み止め注射やヒアルロン酸、水を抜いたりといった処置をしながら、続けさせる方法しかなかったんでしょうね。


昨日は画像をみながら、
頂いた内容をもとに損傷部位を大体検討をつけていましたが、思っていた通りでした。と。先生。

アスリートの過負荷で起こりやすい部位だそうですが、大腿骨と膝蓋骨の間にある軟骨がダメージ笑い

ダメージの程度もひどく、
自家培養軟骨移植術というのを勧められました。

この先生、そのオペの名医でもあります✨

ただ復帰までに最低でも1年かかること、

この先生、何も考えずにこんなことを提案しているわけじゃありません。

競技後の人生だって長いということ。
その時何をしていたいかというのがまた大事だけど、このオペは引退をしてからやろう。

一瞬の迷いもなく私もそう決断できたのは、

担当医とアシスタントでついている先生の
熱意と自信がすごく伝わるから。

専門医の先生ってこなしている症例数とかも違うこともあって、物言いと決断力が本当に明確。

こういう治療法もある、っと遠目で語られていたら、自家培養で移植だなんて話がデカすぎて現実味なさすぎたと思う…
(自分の関節軟骨の一部を採取してその後4週間ほど培養した後、欠損部に移植する方法)*2回ope
ただ実際の現在進行中の方の状態とか、その後の経過を追った画像だとか見せてくれた上で、迷いなく背中を押してくれることは力になりました。

ということで、
引退後のオペは確定👍なんですが、
ここからは、それまでこの膝がもつのかどうかというお話です。

それまでにもできることはあって、
離脱した軟骨を除去する関節鏡下でのオペを、次のオフシーズンに行うことになりました。
(これ自体で少し楽になればいいですし、実際の軟骨の状態をみておくことで、後に控える大きな移植術の際の術前イメージになるのかと。より把握してもらう意味でも重要な意味を持つことになりそうです。)


これだと膝をあけずに関節鏡下なので、術後のダメージが1ヶ月程度と言われています。
結局、肘の時もそうでしたけど、元の感覚を完全に取り戻すのにはもう少しかかるでしょうが、冬のシーズンがあれば十分ということになります✨


これによって、もう少しだけ、競技人生が伸びればいいなと思いますし、(特に来年のACCやEAPですべて出し尽くせたらいいな)
だからこその選択にはなります。

これに関してはちなみに入院予定日やオペ日も決まりました!指差しまた会社で相談しないと💦大会やらオペやら1番融通を効かせてもらってて、頭が上がりませぬが…


11月と引退後のオペがこうして風の如く決まり、
またその予定がありながらもプレーをしていくという未知な領域に入ることになります。


ドクターははっきりと仰いました。
アスリートなら自分の状態を明確に把握しているべき。



本当にその通りだなと…
自分のリミットを知ることで競技人生としっかり向き合い明確なプランを練れますし、
自分の治癒方法を知ることで、ヒザの神様ではなくて本当の意味でのお守りを得ることができます。
(少なくとも、何かあった時の最終手段を知れることは、パフォーマンスに集中できることにもなります)

最終的に再起不能までやり尽くしたところで、こんなはずじゃなかった、と突然、予測不能な事態が待ち受けてるのではなくて、ひとつの挑戦を終えた時に、待ってくれている先生方がいるということ。
それを自分自身が理解した上で競技をやれるということは、かなり気持ち的に大きいんじゃないかなと思います。

本当に今回確信したのは、
その道のエキスパートは必ずいる、ということ。
オペだって専門医の先生たちの中でも、どういう術式に長けた先生なのか、とかとか。


ただ、1番大事なのは、
たくさんオペしてるうまい先生、とかじゃなくて
現実を正しく伝え、その影響が競技人生の中でどのような影響をもたらすのか選手に理解を促せる先生なのかなぁと。もちろんその手段や方法を見出せるかは、その先生が何に長けているかによるのでしょうけども。

なんて偉そうに語らってみましたニヤリ

今までの先生だって良い先生なのは間違いないです。ただ今回新たに本当に本当に良きご縁を頂いたことに感謝ですね…


それから、
世界でメダル争いをするようなアスリートですら
何も抱えていない人なんていないということ。


この世界選手権を終えたら…、とか予め大会前からオペ予定がありながら試合をしている人もいるみたいです。
ただそこで優勝してしまって、次の大会のあとにオペが先延ばしになってしまったり(苦笑)

そんなことだってあるみたい。

ドクターの方がヒヤヒヤしそうですよね…

今の横綱の照ノ富士だって、私以上にきっと膝は終わってるはず。。すでにおわってて、引退後なにか外科的処置をもう決めていることだってあるかもしれない💦それがきまりながら相撲をとっているのなら、やはり状況としては同じですし、彼は、相撲を取り続ける理由と信念があります。。。
過去の一流といわれる強い横綱はかならず優勝を10回以上している、、。自分は9回。
どうしても後一回の優勝にこだわるために、ここで辞めるわけにはいかないんでしょう…



こんな感じで、痛めているからはい終わり。

そんな簡単な世界ではありません。


私自身も、初めて自分の膝の状態と向き合えた気がしますし、
それは嬉しくもあり、シビアでもある現実と向き合うということ。

"これはかなり痛いよね、"という寄り添った理解を得るまで本当に長い旅路だったな…
やっと周囲が気づけるレベルに膝が到達したのか、それとも、それに気づけるエキスパートと出会えたのか(おそらくこの両方だとは思いますが)



私の中では、
今の代表チームが好きですし、
自分の競技パフォーマンスも、まだまだこれから。やっとこれからって時に…
(年齢だけみるともうやり切ったsuper veteranの域なんですけど、始めたのが遅すぎたことが仇となり今が一番楽しくなってきたところ。なのでやっとこれから…そんな感覚なんです)

自分がとにかく楽しくて追求したくて続けているわけですが、
それでも、日本のクリケットの為に、と考えた時には、
私が、次のそのまた次の世代に、五輪やW杯を遠い夢ではなく目標に変えていってもらうために、
後もう少しだけ、今ある代表チームの世界での位置付けを引き上げたい、牽引したい、もうそれだけです。

おそらく来年一年が勝負かなと。

現役をいつか退いたときに、
こうして深く競技人生に関わってくれた人が多ければ多いほど、振り返った時により濃厚な時間だった、と思えるのかなと。大切に今を過ごしていきたいなと思いますね✨


本当に長く読み進めてくれてありがとうございました。


真面目すぎて、写真を一枚も添付してません。

それはちょっと寂しい!?


ならばどうぞ。

近所の私の大好きなパン屋さんの写真ラブラブラブラブ


ぜんっぜん関係なくてごめんなさいね!


ここいつも行列なんですよねー



そしてこれまた関係ないけど

5月場所、数年ぶりに行ってきました。笑


コガオ、コカラダ効果、抜群ね合格合格



とにかく今週もあと1日!

頑張っていきましょー💪



バイバイ👋