日曜日は、
私としては待ちに待った試合機会でした!


(ロンゲストエバーなブログになるので、
最初に断っておきます🙋)


自分が少し背伸びしないと結果が出ない
そんな相手とやる、やっとの試合機会。
飢えるほど欲しかったやつです。


何気にKKR発足初年度から、ジャパンカップに。
その翌年には女子チームを率いてましたが、
40overのJCLというフォーマットだけ、千葉シャークスでプレーしていましたが、今年から全てKKRでプレーすることになりました✨



時期的にも最高な気候を期待していましたが、
4月末にして、7月並みの気温に💦💦

灼熱の太陽のもとで試合をこなしたあと
神経がたかぶったまま帰ってきました。


夜のウエイトで高重量挙げた後のような感覚でした。


なんでそんな興奮していたのかというと、
察しの良い方はわかるでしょう…指差し


そう。試合は負けましたが、男子の試合で
今までで一番良いバッティングができました!!



単純にスコアというよりも内容でしょうか。


だからちょっとだけエキサイト🤏してました!


一球で死んでもそれはそれでエキサイトするので、改めて忙しいスポーツではありますが。


この試合、バッティングオーダーは5番。

アンカー的⚓️ポジションを担ってほしかったから、だそうです。


アンカーとは



イメージは湧きますかね爆笑

チームを船として考えたら……


荒波で流れていかぬよう、とめる役割みたいな感じでしょうか。


そんな大きな役目を担っているとは深く考えてませんでしたが、実際に試合が始まるとそんな展開になってしまいました。


トスに負けてフィールディングファースト


守備は割愛しますが、
相手チームは、171runsでオールアウト

110点以下ですでに8ウィケットを取っていたのにそこからズルズルと長引かせてしまいました。


ヒジリさんの4wicketは嬉しすぎる。一緒にプレーできて楽しい。唯一のもうひとりの日本人プレーヤー!笑


172runsというのは、ターゲットとしては決して高くありません。


しっかり積んでいければ、、。
40overは240球ありますからね。



ミドルオーダーの時は、
3時間分の守備の疲れをまず癒す時間があるのがありがたい✨

ところがそんな呑気なことを言ってられなかったのが今回の試合でした。


パワープレイ中にウィケットが落ちる、落ちる…


バッティングTop3がみんな機能しないとき。

そんなこともあるのがクリケット。



ただ男子の試合において、一つだけ言えるのは
パワープレイ中にだけは入りたくない!🤭



クリケットにおいては3時間同じ球を使い続けるのですが、
新しい球はまだダメージを受けていないので、とても綺麗に球の変化を作ります。

さらにチームで1番良いボウラーが立て続けに投げてくるのがパワープレイ(最初の8overの48球)。

私は自慢ではないですが、
男子のJCLの試合でパワープレイ中に入ったバッティングで長くいれた経験が全くないんですね…。明らかにボウラーの方が上の上。

そして暑い🥵日のフィールディングファーストはなかなか消耗します。


でも今回残念ながら3wicketが
立て続けに落ちて私がIN

パワープレーは外れる予定だったのになぁー
心ではかなり苦笑い。急にドキドキ。


やっぱ男子の球ってオニ速いなーーと
自分の出番はずっと先と思ってたので人ごとのようにテントで眺めてたわけです。笑



ターゲット172点は決して高くないとは言いましたが、私が入った時は、、

チームは3つもウィケットを落とした上、
16runs。



テント内、すでに絶望的な雰囲気の中、クリースに向かいます。


ちなみに私は男子の試合をこなす上で
近頃やっと気づいたのは、
絶対にメンズにしかないボーリングの軌道があるわけで、それは絶対やらんと打てんということ。

女子の試合で成功するプルショットは男子の試合では間に合わないし、
基本的にディフェンスで受ける球が、ペースボウラーだと、ウエストよりも高い(球速があるのでとにかく跳ねる)ことが多い。
足元のフリックは慣れるまではまっすぐ打たないとパッヅに当たってしまうし、
とにかくそんな感じ🙈🙈🙈

これはきっと私がまだ戦ったことのないような国際レベルだと女子でもこういうことが起こり得るんだろうなと。

例えばUAEもスピナーの球しか受けなかったですけど、きっとペースボウラーだとこんな感じだったかもしれません。


とにかく、いくら練習しても自分がその国際レベルに合わせて練習できているのか、
そこがいつも不安な部分。

だから試合が何よりも質の高い球を受けれるチャンスなんです。

それで今回は試合の前日も、とにかくネッツでその対策受けていました。
贅沢に代表コーチ3時間独占気づき気づき気づき



ここからは専門的なので、
さらに話がつまらなくなりますが、
私が吸収した前日のTipsの一部爆笑


☑️ディフェンスで潰す球の高さが圧倒的に高くなるのを、あらかじめ想定して、ボディーウエイトを高くしておく。逆にスピナーは低く。
右肘にバットの裏面がつくくらいバットフェイス上に上げない。

☑️とにかくT20と違うのはオフスタンプをオープンにしてディフェンスした瞬間に終わる。
エッジで死にたくなければとにかく命懸けで3番目のスタンプをカバーせよ。

☑️フロントフットのディフェンスの前足。
フィフティフィフティーで。
出し過ぎず、出さなすぎず、ほどよくバランス!

☑️ウィケット5本目以降、安易に手を出さない
リーブという選択肢を迷わず持つ。

☑️バックフットはサイドオン!
ディフェンスの時も、バックフットドライブも確実にサイドオン。正面向いた瞬間に終わる。
さらにバットフェイス手首で絶対変えない。
レッグサイドに打ち返すバックフットドライブは後足が真後ろではなく、思っている以上にオフスタンプ側に踏み込む。

☑️フォーマットは変わったとしても、自分の得意なショットは、変わらず自分のショットだということ。対応を変えずに迷わず打ち切ること。


まぁ他にもいろんなアドバイスを受けて、

なんていうんだろう、、前日にスキルの指導だと、そんなすぐ変えられんわって感じなんですが、技術的なところというより、心掛け的な部分がたくさんあったおかげで、だいぶ準備ができました。


さて、もう専門的すぎてつまらなすぎる内容なのにもう誰も読んでない可能性もありますが続けますね爆笑爆笑爆笑



さぁ話を戻して8オーバー目で16runsで
出番がやってきました。


最初は流れが完全にあちらにありました。

勢いがないわけないです。
立て続けにTop3バッツマンのウィケット奪ったんです。


ディフェンスに少しでも躊躇したり浮き足立ってるようなところをみては、

次のウィケットはすぐだと煽り始めます。


相手のこの雰囲気を掻き消していくには、
スコアを取ることではなく、まずはとどまること。

2人ともです。


バッティングパートナーを組んだマリットは
このチーム唯一のパワーヒッター。
(初めて一緒にプレーしました)



彼と最初に話したのは、
まだ全く焦る段階ではないので、もう一回作り直しましょうー。


なんとかウィケットを守って数オーバーたった頃、

彼の持ち味のパワーヒッティングが見られ始めます!コツコツタイプではなく、隙あらばバウンダリーを狙っている彼のおかげで、少しずつスコアが伸び始めました。

数オーバーして私が彼に話したのは、


『おそらくあなたが最後までステイしたら勝機はある。
40オーバーチームが打撃を続けることが大事。
私がアウトになるのはかまわないけど、あなたのチープなアウトだけは避けてほしい』


と言いつつ、結構打ち上げていくんよな…🫣


でも彼が4や6を狙ってるおかげで
私がますますやりやすくなりました。

スコアを上げることよりも生きることを念頭に置けるからです。


そうして球を潰していくうちに相手側の雰囲気が普通になりました。

アウトの怒涛のテンポがやっと終わった感じ。



私も最初こそ不安気なディフェンスをしてたので、相手がすかさずショートカバーを置いてディフェンスキャッチを狙ってくるようになりました。

こんな良い練習はないですよね…

死なないために結局きれいなディフェンスをしろと強制的な練習なわけです。


あーー昨日やったやつ全然試合で実践できてないなーと我に帰りました。


すごい近いところに置かれたあとは、
きちんとディフェンスを始めます。

昔ならそのフィールダー超してやろうとか
力あるところみせてやろうと力んでた可能性もありますが、そういう心理ではもうなくなってます。

やはり人間て進歩するんだなわなぁ〜

あからさまな短い甘い球はないけど、
ずっと考えてたのは、フルレングスに来た球を
全身全霊でカバードライブしてやろうと!


上を越すのではなく強く叩くだけでも
スコアが狙えますし、
そこのフィールダーを外す可能性が高くなります。

そこで思ったのは、
男子の試合において甘い球というのは
短めの球ではなくて
ドライブが心地よくできる長めの球なんだなと。

短いのはそもそもそんなこない🤪
挑発的な短い球はあっても、それはチャンス球ではない。運べないし、leaveがbetter。

実際に1球だけプルショットできたけどそれ以外短いのはなかった。この時点で男子の試合にでる意味がデカすぎる。(日本の女子は緩くて短い球が異様に得意)

その長めの球を芯で転がせるようになったらフィールダーを今度はしっかり下げてくれるようになりました。


オフサイドはみんなインフィールダーで固めて
しっかりプレッシャーをかけてきましたが、
ずっとディフェンスで潰していた最中、やっと少し短めに差し込んだ5本目くらいの球を全力でカットショット。

自分の得意なショットがきまると
なんか少しずつ速球に対して余裕が生まれました。
嫌な球は全部捨てよう、みたいな…

気がつけば2人で炎天下えらいステイできてる…




赤色曲線の3番目の丸ポチから、4番目の丸ポチまでの間が、彼との旅路でした。



かなり建て直しに成功している実感があり、チームスコアが50runs超えたくらいから、


絶対2人で100runsまで試合作ろうと話してました。

結局、2人でチームスコア97runsまで一緒にバッティングすることができました。
パートナーシップ82runs✨





欲を言えばそこから、もう一つだけパートナーシップ作れれば勝てましたね😭😭


マリットの後、次のバッツマンが早々に去ってしまった後、

2度目のドリンクタイム。
そもそも試合で2度あるドリンクタイム全てまたいでバッティングできたのも初めて🤩🤪
嬉しいけど苦しくなってきましたね、、
ヘルメットがそろそろ蒸してきて頭爆発しそうでしたわ。

私のウィケットが最も重要なウィケットになる、と言われたので、終盤に来てもステイし続けてほしいと言われてました。
リスクを負うのは新しいバッツマン。
新しく入ったバッツマンがスコアを狙い、私はとにかく40over打撃を繋ぐ役割。

とはいえ、そう簡単にいかないのがゲーム。

新しいバッツマンがアグレッシブに攻撃を試みますが、それがまた空回り。結果的には球慣れするまでシングルで回す形でも良かった気がしますが、結局それも結果論。

急激にランレートが下がります。

私はほぼ全てのボウラーとフェイスして
ボールが見えているので、
ギアを上げれる準備もありました。


最終的にレートを落としたまま、さらにアウトが続き、私もバッティングスタイルを変えようと決めました。

なぜなら今からギアを上げてそれがはまれば、
勝てるチャンスが残っていたから🥲
残り4overくらいで、1overに1、2個バウンダリーあれば一気に変わる可能性を秘めていました。


(あとあと、言われたのは、たまにはわがままにプレーしてもいい、と。そう実はフィフティが近かったのです…最後までバッティングスタイルを変えなければ、正直アウトになる感じももうなかったですし、フィフティも目前でしたが)

もういくしかないな、、、と。


鬼のディフェンスをしてた1番コントロールの良いその日4wicketとっていたボウラーに勝負を挑みます。


結果的には、その日最もインパクトの強い縦へのバウンダリーが打てたというプラスなこともありました。

ロングオン、ロングオフと下がっているその真ん中に打ち上げてフォー🕺🕺🕺(これはメンズの試合でここまでドンピシャに運べたのは初めてです)

この心境にならなければディフェンスしていたと思います。



次の球。
また同じところに。グッドレングス気味にウィケットライン。先ほどよりやや短い。これも打ち上げようとして最後の最後にbowled。


自分の後ろのウィケットが砕けた瞬間。

物語が急にエンディングを迎えたなんとも切ない気持ちではありましたが、

色んな感情が来る前に、
颯爽と、相手チームの選手たちが駆け寄ってくれて、讃えてくれました。


それがまた本当〜に嬉しかったです。


次につながるような大きな舞台ではないですが
打っているときに、
試合をしているときには、そんなことは関係なくて一生懸命やった記憶は特別です。

忘れられない試合の一つとしてまた刻まれました✨



おそらく男子の試合をデビューした頃の
2シーズン分位より1試合で球を受けているかもしれません。



上達すればするほど、試合で長居できてさらに試合が最高の練習になる。

これはわかっていたけれど、ずっとできなかったので、やっとです。

この試合、80球 faceしているので、
試合の240球のちょうど3分の1は球を受けたことになります✨

そう考えるとすごい。

45runsは、私の男子のJCL史上最高得点です。



結末を言うと、

試合は14runs差で負けました。


充実感と悔しさで複雑でしたがとにかく頭が痛すぎて。笑

こうして観測史上?はじめて4月末にして7月並みの気温となった、4/28の1日が終わりました。

暑い日に40オーバー守備をこなすと
大体その後のバッティングで機能しなくなるのが
私のいつもの流れでしたけど、看板持ち

30℃越えのフィールディングファーストで初めてまともに良くバッティングできたで賞ですわ。




新しいチームメイトとも試合ができて、
色んな対戦相手と対決できるのは本当に財産だな〜と大袈裟でなく思います。



今年は基本的にDv2(2部)でお世話になることが決まってるんですが、

代表イベントとかぶって、先日のDv2の試合に出ることができませんでした。

でもでもDv1(1部)からDv4(4部)までチームを持つKKRは大所帯。

出れない時は、違うDvに出してもらえることになってます🎵(ルールとして期間の区分で決められてるラウンドでDvまたがなければok)

なので今回、男子リーグ参戦以来、初めてDivision3の試合に出たわけでした✨


基本的に女子の国際試合レベルを積むなら3部で、といわれるのがここなわけですが。

印象としては、
ボウラーは私にとっては贅沢すぎる良いレベルで、国際レベルでも、日本が対戦するような国々の海外選手たちよりは遥かにぺースも速い印象でした。

なので、ディビジョンが2でも3でも私には十分いい経験だなぁと。。何が違うかといえば、やはりクイックにシングルを取ろうとする貪欲さとか、そういう部分がバッティングでDivisionが下がるとLazyなだけ。あとはキャッチのクオリティとか。
今回私は打ち上げてキャッチチャンスを与えなかったのはよかったですが。


とにかく、どこで出ようと一つ一つの試合機会、大切に、全力で向き合っていきたいと思います✨




あと今回は、試合の前日に、実家のにゃんこと戯れたことがよかったのでしょう飛び出すハート



じわじわ筋肉痛きてますが、


今週まずは疲れを取ったらまた再発進していこうと思います。



最後まで読んでくださったマニアックなあなた、ありがとうございます爆笑



バイバイ👋