和の心10
和文化×美コア




古代、中国では日本のことを倭国(わこく)、あるいは倭(わ)と呼んできて、
『魏志倭人伝』の「倭」です。
「倭」という漢字は「背が曲がったコビト」という意味で、
かなり差別的な名称なのです。
おそらく、東の海のむこうにある島国はチビばっかり住んでるんだよ、というかすかなウワサから生じた名前だと聞きます。

倭国というのは日本人みずから名乗った国名ではありません。いくらなんでも「背も曲がったコビトの国」はないだろうというわけで、日本人は音がおなじで意味のいい「和(わ)」「和国(わこく)」を使うようになったのです。

ですから、この場合の「和」という漢字にはあまり意味はあないようで、「和」とは日本そのもののことを指します。「和の文化」というのは日本文化ぜんぶのことです。

なお、和を重んじる、和を貴ぶというのは、聖徳太子が定めた十七条の憲法から発していて、これと日本を指す「和」とはまったく別もののようです。

私も現代風にはなってしまいますが、この素敵な和文化これから自分なりの形で伝えていけたらと思います。
心と身体を健康に
そして、
日本人と言うことに誇りを持ちたいです。