子育てが終わりを迎えるにあたって、

忘れないうちにと、振り返り記事を書いてみた。


大事にしてきたのはこの3つ。

・体の声を聞ける子に

・自分の心の声を聞ける子に

・望みに真っ直ぐに向かえる子に


この3つは子に伝えられた気がしているけど、実際にはそういう子に育ってなかったとしても実は良いと思っている。

大事なのは私が彼に伝えるというプロセスを踏むこと。

そこから何を血肉にするかは本人が決めることだ。


子育てには正解がない。

いつもその瞬間の今、自分か正しいと思ったことを信じて進むしかない。

そういう筋力が鍛えられたなあと思う。



一方わたしは、この18年でこんなことがあった。


・「こうあるべき」という固定概念からの解放(母とは、家庭とは、親とは、妻とは など)

・幸せとはなにか、を真剣に考えた(いったん自分なりの結論が出た)

・教育費を稼ぐ必要があったので、結果的に、仕事のスキルが上がった

・個人として、これからやりたいことがみつかった

 


子育て後の人生に必要な答えが得られた18年だった。

 



若い頃は子ども全般苦手で嫌いだったくせに、

なぜだか一人は必ず生んで育てたいと理屈抜きで望んでいて

30直前に突き動かされるように急いで相手を探して結婚し出産した。

急ぎすぎたかな、と妊娠中に思ったほどだ。

 

子育てはたぶん苦手だからと、よいパパになれそうな人を条件に夫を選んだぐらい

どんな子育てになるかまったく想像がついていなかった。

 

いざはじまってみると、子育てしながら自分の小さい頃を思い出しては泣いた。

メンタル傷だらけの子ども時代。親も学校の先生も大嫌いだった。

わたしは、私が育ててもらいたかったやり方で、子を育てた。

子育てのプロセスで、私自身がたくさんたくさん癒されたように思う。

 

そして、これからの人生に対する問いへの回答もみつけることができた。

 

この18年は本当に楽しいプロセスだった。

私を選んで生まれてきて育てさせてくれた子に感謝している。

プロセスを一緒に歩んでくれた夫にも、もちろん感謝。

 

あっという間に終わったような、長かったような

そんな18年だった。