おせち料理講座に行きました。

なぜ正月はおめでたいのか?
お雑煮、お屠蘇や門松、しめ縄の意味などの
お話を聞きました。

お正月は年神様が五穀豊穣や子孫繁栄など、
一年の幸福をもたらすために各家庭に
やってくるとされています。

年神様を家に迎え入れるための目印に
門松を飾り、神聖な場所と人間が住んでいる
この世を隔てるしめ縄を飾ります。

無事に年を越し、新しい年に年神様を
お迎えできた喜びと感謝の気持ちが
「明けましておめでとうございます」という
言葉に込められています。

何気なく言っていたこの言葉に
深い意味があることを知っていると
新しい年を迎えられたことに、
より感謝ができますね。

神様の食べ物とされていた餅を2つ重ねる
ことにより、福を重ねるという意味で
お供えする鏡餅。

おせち料理は元旦や五節句などの
節日を祝うために神様にお供えし食べていたものの
呼び名から呼ばれるようになったもの。

人が大切なことは、五穀豊穣と子孫繁栄。

食べ物がないと生きていけない。

子孫が残せないと途絶えてしまう。

昔も今も大切なことは変わっていないですね。 

そのことをおせち料理にこめて
作ることの大切さも感じました。

知っていることと、知らなかったことを含め、
お正月に関するものは本当におめでたいものだと
再認識しました。

日本の文化は素晴らしいですね。

座学の後は簡単に作れるおせち料理の実演。

あまり難しく考えずに、その土地でとれる
海のもの、山のものを使い作る。

簡単で次々とできていくお料理。

京都の方が先生だったので、
京都では定番の龍皮巻や白味噌のお雑煮も
作ってくれました。



おせち料理は大切だけれど、
時間をかけて、大変な準備をすることはしんどい。

31日だけでできるレシピと手順を教えてもらい、
今年は簡単に作れそうです。

私のおせちに対する思いを少し書きます。

私の実家はおせちをつくりません。

おせちと言えば、おばあちゃんが
煮しめと黒豆、なますを作るだけ。

いわゆるお重に入ったおせち料理と
いうものは食べたことがありませんでした。

お雑煮も父がお餅が入った汁物が嫌いなので
食べたことがありませんでした。

結婚しても夫の実家はおせちは買うものでした。

私は子どもができたら
子どもに日本のおせちの文化について
伝えたいという思いと、
家の味というものを覚えてほしいと思い、
ネットや本を見ながら作るようになりました。

正直、おせちって時間がかかります。
用意する品数も、下ごしらえもするものが多い。

年末で忙しいときに準備するのは大変でした。

今回簡単にできるおせちの作り方を
習ったので大変だと思わずに楽しんで作ります。

広島で馴染みのない龍皮巻がとても
美味しかったので早く作りたいな。

お雑煮は地域や家庭によって
入れる具材や、お澄ましか白味噌を
入れるかが違うので、
私の家の味というものを色々と作ってみて
決めていきたいと思います。

特にお雑煮は、地域によって全く違うのでそれを
試してみるのも楽しみのひとつです。

おせち料理の一品一品を
何を願って作ったのかを家族に
話をしながら食べて、
新しい年を迎えたいと思います。

ひとりでも多くの人がおせち料理は簡単。
作りたいなと思ってほしいな。