今日の朝ドラ「スカーレット」で父と娘との会話。




父 みんなが言っていた。
娘 みんなって誰?
父 みんなとはみんなや。世間や。  

みんな、世間という言葉について、考えてみました。

その前にスカーレットのあらすじを少し。

舞台は滋賀県の甲賀市信楽。
小さい頃から絵を描くことがすきで、
信楽焼の火鉢に、絵付けをする仕事があることを
知り、絵付け師をめざす。
努力の甲斐あって、女性初の信楽焼の絵付け師に
なる。

時代は変わり、火鉢の需要がなくなり
生産が縮小されることになる。
そうすると、絵付けの仕事がなくなって
クビになるのではないかと
町のみんなが話をしているという内容。


みんなっていう言葉ってふんわりしていますよね。
だけど、この言葉を結構使っている人は多い。

みんなはこう言っている
みんなはやっているよ
みんなは買ってもらってるよ
みんなは食べているよ

このみんなって誰なの?って思いますよね。
みんなってとても狭い範囲。世間の人も同じ。
自分が知っている友達や会社や近所の人たち。

顔がわかる範囲だけでの話。

自分が知っているだけの環境で
物事の良し悪しを言っている。


だけど、視界を広げてみてみると
世間が言っていることは、
ちっぽけなことでしかない。

自分の知っている価値観でしかみていない。
そこがすべてだと思いがちだけれど、
世の中は広いし、色々な考え方や感じ方がある。

私の親はこの考えが強くて、
こうでないとおかしいと言われて
長年過ごしてきた。

私ってこうなんだと
親に決められた性格で生きていたけれど、
そうじゃないと気づいた。

自分の意思で生活していかないと、
誰かのせいにしてしまう。

私は私なりの考えで
できることをして、伝えたいことを
伝えていこうと思う。

世間は、みんなはと言われて
モヤモヤしている人がいたら、
そんなこと気にせずに生きていったら
楽になることを伝えたいな。