最近読んだ本
斎藤孝さんの「雑談力が上がる話し方」




雑談とは、
会話を利用して場の空気を生み出す技術のこと。
会話というよりは、
人間同士のお付き合いに近いもの。

中身がない話であって、結論はいらない。
結論はないけど、じゃあまたと
サクッと切り上げるもの。

今日は寒いですねーで終わる雑談に、
さっきテレビで近所のパン屋さんの話を
していましたけど、行ったことありますか?と
ブラスαの一言がつけられるかで
雑談力が上がる。

行ったことがあれば、なにが美味しかったか
どんなお店だったのかを聞いてみたり、
行ったことがなければ、
テレビでは〇〇をオススメしていましたよと
話ができる。

いや、でもなど否定的なコトバは使わず、
肯定、同意、相槌をうつ。

かわいい服ですね
斬新な柄のスカートですね
と見えるところをほめる。
ほめる内容ではなくて、ほめる行為そのものに
雑談という目的がある。

子どもが今〇〇にはまっていてね。
といわれたら
今何歳ですか?や
〇〇ってどういうものですか?と
相手から出てきたコトバに、
質問という形で切り返す。

ここで間違っても、うちの子も
はまっているんですよと自分の話にはしないこと。

好きな食べ物はなに?と聞かれると、
ハンバーグです。だけでなく、
ハンバーグが好きでよく作るんです、や
ここのお店のハンバーグがおいしいですよと
一問一答ではなく、一問二答以上でかえして
会話のキャッチボールができるようにする。

悪口や後味の悪い話がでたら
笑い話にもっていくか、芸能人の話に
すり替えて、悪口はよくないよと
正論ではかえさないこと。

雑談のネタの仕入れ方は、
自分の困ったこと、疑問に思ったこと
人から聞いた話を話す。

1ネタ知って10ネタに広げる方法
例えば、映画おくりびとをみる

メインストーリーの納棺師の話だけでなく、
主人公が演奏していたチェロから
音楽→癒しを連想する。
癒しから温泉や、植物と話を広げることができる。

ここからは私の感想です。

雑談は会話の上手い下手に関係なく、
誰でもできるものだと知ると、意欲がわきました。

会話が続かないと
気まずい雰囲気になりますよね。

雑談できる人って
場の空気を柔らかくしたり、
気まずい雰囲気が明るくなったりします。

気遣いのできる人って
たくさん人がいる中で、会話に入れていない人に
話をふって話に入れるようにしたり、
一人でポツンとしている人に
話かけたりする人だと思います。

私にも経験がありますが、
話に入れないときに、話をしてふってもらえるのって
すごくうれしいんです。
その話の輪に入れると安心しますよね。

その話が自分に興味がある内容だったりすると
話が一気に広がるし、仲良くもなれて
その場でいい関係が築けます。

この人はこれが好きなら
こういうものが好きかな、興味があるかなと
考えて会話が広がると、相手も自分も楽しい。
人に興味をもつってこういうことかなと
感じました。

私の大好きな人のコトバですが、
「場を整える」ということ。

場というのは、場所だけでなく、
自分の軸だったり、空間だったり。

どういう状態が自分にとって
一番いい状態か知っておく。

雑談力って
場を整えることに繋がっているなと
思いました。

日々の繋がりを色々なところで
感じていけたら楽しいですね。