カーテンの選び方 レギュラーカーテンの場合④ 柄の大きさ等 | マンションのインテリアコーディネート ~DREAM INTERIOR~

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こんにちは。
 
カーテンについて、
いろいろ話しておりますが、
お話があちこち飛んでしまって
テーマがわからなくなってました。(*'▽')
 
 
当初のテーマを確認確認・・・。
 
 
レギュラーカーテンの生地
を選ぶ時のポイントとして、
①素敵な生地でお部屋に装飾を加えたい。
時はどうしたらよいか。でしたね!
 
 
素敵な生地といっても
いろいろな観点で考えられるのですが、
主な要素として、
〇色・柄
〇素材感
〇縫製
が大きく影響すると思います。
 
 
まずは、
〇色・柄
から
 

色については、前回のお話のとおり、
〇空間になじませたいのか。
〇際立たせたいのか。
ということが大切。
 

柄についても同じことが言えますが、
もう一つ大切なのは、
レギュラーカーテンにした時の柄の見え方。
 

レギュラーカーテンは、
ひだ(ドレープ)を作って製作するので、
必ず陰影ができて、
極端にいえば、
『大きな縦ストライプ柄』になります。
生地そのままの柄として
見ることはありません!


こことっても大切です!!
ですので、無地の生地でも
陰影のニュアンスができるので、
柄のない生地を選ぶのもお勧めです。
 
 
このような感じですね。
マナトレーディング

 
完全な無地が寂しいかなと思う場合は、
遠くからみるとわからないほどの
細かい柄のあるものや、
無地でも生地に凹凸感があるようなもの
を選ぶと、さらに陰影が深まります。
 
 
 
 
もう少しアクセントを付けたい場合は、
他の生地でトリミングしたり、
タッセルで遊んでみても素敵です。
 
マナトレーディング
 
 
 
無地に近い生地と同系色のタッセルを
合わせると、とても上品です。
 
マナトレーディング
 
 
シックなものから。
マナトレーディング
 
 
 
 
カジュアルなものもあります。
 
フジエテキスタイル
 
 
 
無地だからこそ。
好きなテイストにアレンジできますね。
 

もう一つ注意したいのは、
カーテン生地の面積です。
日中は、カーテンを開けていることが
多いと思います。
 
 
 
となると、
カーテン生地を広がった状態で見るのは
主に、夜のみです!!
色にも関わるお話ですが、
ダークカラーのカーテンを選ぶと
お部屋が暗くなるんじゃないか、
とおっしゃるお客様がいらっしゃいますが、
広い面積で目にする時間帯である、
夜なら、
暗くてもかえって落ち着いてよいのではないでしょうか。
とお話しています。

同様に、
柄も、
窓全体のボリュームでご覧になるのは、
主に夜のみ。
ということを忘れないでセレクトすると良いと思います!
 
 

あとは、
窓の大きさに対する、柄のサイズ感ですね。
お着物の柄選びのように、
大柄な方は、大きな柄。
小柄な方は、細かい柄。
大きな窓には、大きな柄。
小さな窓には、細かい柄。

を基準に考えると選びやすいと思いますが、
そんなに単純でもないかなー。
大きな窓だから、大きな柄を選んでしまうと、
お部屋の中でインパクトが出すぎたり。
小さな窓だからと、小さな柄を選んでしまうと、
存在感が薄くなりすぎることもあります。
 

これもまた洋服選びや、ネクタイ選びと
似てますね。
面積が少ないから、インパクトのある生地を選んで
遊んじゃおう!ってありますものね。
 
 
 
 
柄の大きさは、
【リピート】 の表示をみるとわかりやすいです。
 

たとえばこちらの場合、
リピート表示は、
タテ93.8㎝ ヨコ70㎝ 
となっています。
とても大柄です。
 
サンゲツ
 
 
タテ93.8㎝ ヨコ70㎝ で一つのパターン
柄となっていますので、
あまり小さな窓ですと、
その柄が分断されてしまい、良さが発揮できません。
 
 
腰高の窓などの場合は、
どの位置の柄が入るか確認してから
オーダーしないと、
イメージの違う仕上がりになってしまう可能性があります。
せっかく素敵な生地なのに、そうなっては残念ですね。
 
 
因みに、一番上の写真でみると、
かなりインパクトがありますが、
その下の右に寄せている写真でみると、
面積はかなり少なくなるので、
程よいアクセントとなっています。
 
 
カーテン選びの際に、
気に入った柄に出会えたら、
少し派手かな?と思っても、
躊躇しないで冒険してみてもよいのではないかな、
と思います。
 
 
 
 
もし小さな窓にカーテンを選ぶときには、
少し雰囲気が変わりますが、
リピートが
タテ30.1㎝ ヨコ22.5㎝
のこちらの生地の方が、
窓サイズとのバランスがよく、
カーテンとして出来上がった時に、
しっくりくるかと思います。
 
 
サンゲツ
 
 
 
 
こちらも生地もリピートが大きい生地。
 
 
サンゲツ
 
 
 
サンゲツ
 
 
 
 
クラシカルな柄ばかりではなく、
アートのような柄や、
 
クリエーションバウマン
 
クリエーションバウマン
(こちらは、タテ・ヨコ共にリピート300㎝です。)
 
 
 
 
余白を意識したデザインも、
窓の大きさによって仕上がりのイメージが
大きく変わるので注意が必要です。
 
クリエーションバウマン
 
 
クリエーションバウマン
 
 
 
ヨコストライプ柄も、
丈を短くしてしまうと、途中までしか柄が入らない為、
生地の良さを発揮できない場合があるので、
要注意です。
※意図的に途中まで使う場合もあります。
 
クリエーションバウマン
 
 
柄選びについてのポイント。
でしたが、
 
何を置いても忘れてはいけないのは、
気に入った生地を妥協なく選ぶ
ということですね!!
 
 
 
もし気に入った生地でカーテンを作ることが
叶わなければ、
クッションやベッドカバーで
取り入れることも出来ます。
 
 
それがファブリック選びの
楽しいところです♪