富士五湖の一つ 山梨県の本栖湖の近くに、日帰りでハイキングに出かけた静岡県のご夫婦が、
行方不明となり、10日午後、9日ぶりに山梨県身延町の根子川河川敷周辺で発見された。
78歳の夫は、脱水症状を起こしていたが命に別条はなかったが、
その妻は、夫が発見された場所から約20~30メートル離れた地点で凍死とみられる遺体で見つかった。
2人は、発見されるまで数日間、シートの上でホイッスルを吹くなどして助けを待っていたという。
沢水を飲み、持参したチョコレートとアメ数個で飢えをしのいだが、発見時、食料は尽きていた。
また、ジャンパー1枚を羽織っていたが、本栖湖観光協会によると、11月初旬のハイキングコース周辺は最低気温が0度ほどに下がることがあるという。
今回の遭難者の死因は全て低体温症ということらしいのですが、
山を知らない人にとっては、なんでこんな夏にそんなことになるのかと考えるかも知れません。
しかし雨に濡れたり、強風に吹かれることによって体温は奪われていきます。
天候の変化を感じたらすぐに撤退する勇気を持つことが事故に逢わないために必要なことなのです。
登山道でも、ひとたび道を外れれば戻れなくなるような場所はどこにでもあります。
また前述の低体温症だけでなく山には滑落や落石、尾根では落雷の危険もあります。
十分な装備と体調管理、そしてトラブルを想定した余裕を持ったスケジュール設定が
事故を防ぐことになります。
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