母に連絡しづらいもどかしさ、排斥のために動けていない自分への怒り、


職場でも私はフォークリフトやクレーン系の資格を取ってさらに忙しくなり時給が上がったり、職場恋愛も充実していることをやっかまれることが増えて、

『勤務中私語が多い、給料泥棒。』と、どこかで私の時給情報を手に入れたお局さんに退勤前に2時間お説教されたこともあり人間関係にさらに悩み、


2008年のリーマンショックで派遣切りに遭い派遣会社名義の部屋から引っ越すことになり、

新しい部屋の保証人は血縁者しかダメと言われて母に連絡せざるを得なくてもどうやら大会中だったらしく『そんなの知らない。』と一方的に電話を切られ、


なんとか契約社員のまま残れることになりましたが時給は大幅に下がり、

さらに半年後には契約更新ができないと人事部から頭を下げられ仕事を辞めざるを得なくなり、

生活の基盤が悪循環へと急降下していくのを感じ、


だんだんとさらに眠れなくなり頭や肩の痛みが酷くなり、


今までの人生ずっとエホバの証人という閉鎖的な組織の中で外の世界からほとんど隔離されていたので世間知らずな自分や、

『人』として扱ってもらえなかった精神的虐待を組織の中で受けてきたので動物のように特に怒りの感情を制御することができない自分に気づいていくようになり(彼に『瞬間湯沸かし器』と例えられたこともありました)


ERIE』という生き物に絶望し、

聖書に書かれている『自分を愛する』ってどういうことなのか微塵も理解できず、

『私なんて死んでも誰も悲しまないんじゃないか。』という考えが頭の中に常に存在するようになっていきました。


彼はあんなに私だけを見てくれているのに、

だんだん彼はこんな中途半端で世間知らずで自己制御のできない私なんかそのうち捨てて、もっと他に魅力的な女性のところへ行ってしまうのではと常に彼を疑うようになり、

彼の前で自暴自棄になり包丁を振り回しました。


このままでは私は彼のことまで壊してしまう、と思った私は、プロに助けてほしくて市内の精神病院の受付へと向かいました。


しかしそこは予約専用の病院で、ロビーで2時間待たされた結果今予約しても診察してもらえるのは3か月後だと言われて絶望して部屋へと帰ることになります。


このことを彼に話すと、『自分の家の最寄り駅前にメンタルクリニックがあってそこは予約不要だから、一緒に行こう。』と提案してくれました。


私はその週の土曜日に彼の付き添いでメンタルクリニックに行き、1時間程待ってから診察室に通され、1時間程担当の医師に話を聞いてもらったあと『鬱病』と診断されました。


彼はその間ずっと待合室で私が診察室から出てくるのを待っていてくれました。