足立美術館入り口
アメリカの日本庭園専門誌で
2003年から
日本庭園NO1に選ばれていると耳にしてから
ママは一度行って見たいと思っていました
今年になって
テレビの「サラメシ」で
この美術館の庭師さんのことをやっていて
ますます行きたくなり
今回のツアーでやっと実現
ツアーに出かける前に
ちょうどNHKで
このお庭のことを特集していました
木の幹と緑の芝生、池、白砂
美しく刈られた低木
そのバランスが絶妙
こちらのお庭は5,6の人の庭師さんが
1年中手入れをしているとのこと
「松の葉なんか
人の手で不要な葉を落としていて
すごかったよね」
「そこまでしないとこれだけきれいには
維持できないのね」
庭師さんがお掃除しています
ステキなカフェで
素晴らしいお庭を見ながら一休み
抹茶アイスをを頼んだら
あまり甘くなく
あんこもとてもいしかった
* *
「ママ、満足?」
「とても
でも行く前にNHKで特集していて
それを見ていたので
パッと見た印象は
テレビで見た通りと
思ってしまったけれど
硝子越しに眺めるだけでなく
外に出て風にあたる場所もあるし
良かったわ
ただママが思うに
これはやはり外人が選ぶ日本庭園かなという気がする
芝の緑と木々のコンビネーション」
「純粋な日本庭園なら
芝ではないし
例えば落ち葉があってもいいという
自然な感じがあるよね」
* *
お庭ばかり書いてしまいましたが
美術館内には
横山大観をはじめ
上村松園、橋本関雪などの
有名日本画家の絵があります
「ママは個人的には橋本関雪の
ボルゾイ犬の絵が気に入ったわ
昭和16年ごろとなっているけれど
そんな昔に
ボルゾイ犬が日本にいたのね」
この美術館を作った足立全康さんは
若い頃名古屋の展覧会で
上のもみじの屏風絵に魅せられて
いつか手に入れようと
商売に励んだそうです
* *
「ママ、足立美術館を作ったのは誰?」
「足立全康という島根県出身の実業家」
(1899~1990)
農家の生まれだったけれど商才にたけ
大阪と島根を行き来し商売をし
後半は不動産などで一代で財を成したとか」
「フーン、すごいね
お庭の作者は?」
「静岡県出身の中根金作という人ですって
東京造園専門学校で造園を学び
京都の造園技師となり
裏千家の専門学校の講師をしたり
後には大阪芸大の学長にも
なったそうよ
ボストン美術館のお庭とか
海外でも活躍されたみたい」
* *
午後は岡山の
倉敷観光です
続く